AIガバナンスと透明性レポートの実践についてのイベント
一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が、東京大学のさまざまな研究グループと共に共催するイベント「AIガバナンスと透明性レポートの実践に向けてー広島AIプロセスを事例に」が、2025年11月27日(木)に東京都千代田区で開催されます。このイベントは、AIの開発や利用に関する透明性レポートの重要性を理解し、それを実践するための具体的な手法を学ぶ貴重な機会です。
イベントでは、特に企業や組織が透明性レポートを通じて、自らの取り組みを外部に対してどのように説明・報告できるかに注目します。これにより、参加者はその効果的な作成プロセスや、情報の整理方法、合意形成の方法、さらには会議の運営におけるステップなどを学ぶことができ、実務に役立つ内容が充実しています。
イベントの内容と特色
今回のイベントの中心となる教材は、東京大学江間研究室が協力して作成した「AIガバナンスに資する透明性レポートハンドブック」です。このハンドブックは、透明性レポートが必要とされる背景やその作成プロセスについて詳しく解説されています。実際に参加者は自身の組織や社内において情報を整理するためのスキルを習得できるため、非常に実践的な内容となっています。
加えて、イベントでは2023年5月に行われたG7広島サミットを契機に始まった「広島AIプロセス(HAIP)」に関するプレゼンテーションが行われ、多くの先進的な企業がどのようにAIに関わっているかを探ります。特に注目すべきは、企業や団体が透明性を確保しながら国際的な信頼を築く取り組みに関する情報が共有される点です。参加者同士の対話の時間も設けられており、実務者同士が貴重な情報交換を行うことが期待されます。
JDLAがこのイベントを共催する意義として、AI時代を迎えるにあたって、企業が直面するAIガバナンスの課題解決に寄与するとともに、透明性の確保と国際的な信頼を同時に追求することがあります。
本イベントの参加は無料で、会場に足を運ぶことができる方は、定員50名の中から申し込みの先着順で参加が決まります。オンラインで参加を希望する方も第一部の内容については配信されるため、遠方の方でも参加しやすいよう配慮されています。
参加申し込みについて
参加申し込みは、2025年11月27日(木)正午まで受け付けています。なお、会場参加は申し込みが多数の場合には抽選になる可能性がありますので、早めの申し込みをお勧めします。具体的な内容やプログラムに関しては、告知資料によると、開会の挨拶に始まり、透明性レポートの意義についての解説、HAIP参加企業によるショートプレゼンテーションが予定されています。
さらに、イベント後には透明性レポートの作成を実際に学ぶための少人数制ワークショップを12月に開催予定で、詳細はイベント内にて説明される予定です。
AIの進展に伴い、ガバナンスの重要性がますます高まっている今、その実践に向けた知識やスキルを学べる機会は貴重です。本イベントに興味がある方は、ぜひ参加を検討してみてください。
お問い合わせ先
詳しい情報や申し込みについては、以下のリンクを確認してください。
AIガバナンスと透明性レポートイベント申込み