ダスキンとNTTグループの革命的なバーチャルPPA
このたび、株式会社ダスキンとNTTアノードエナジー株式会社が手を組み、バーチャルPPA(Power Purchase Agreement)を締結したことが発表されました。この協力により、2025年2月1日からダスキンのマットおよびモップの製造を行う工場で、高計画的に再生可能エネルギーを導入します。この取り組みにより、ダスキンは全製造工場で使用する電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを目指しています。
清掃関連業界初の挑戦
ダスキンは、この試みが清掃関連レンタル業界においても初の試みであると述べています。再生可能エネルギーの活用は、企業としての持続可能性の重要な要素となっており、今後のビジネス環境においても大きな影響を与えることでしょう。
ダスキンは、2024年11月には「ダスキン環境ビジョン2050」を策定しており、スローガン「人と社会と地球をつなぐ、豊かな未来へ」を掲げています。このビジョンには、環境保護への取り組みが含まれており、その一環として「グリーンエネルギーの活用」を推進しています。
環境価値をバーチャルPPAで導入
今回のバーチャルPPAによって、ダスキンのグループ会社である小野ダスキンおよび和倉ダスキンが利用する電力は、NTTアノードエナジーが新設する山口県内の非FIT太陽光発電所から供給される環境価値をもとに運用されます。この仕組みにより、2工場での電力使用は再エネ100%を達成する見込みであり、約2400トンのCO2排出削減効果が期待されています。
脱炭素社会に向けた具体的な取り組み
ダスキンは2030年度までに再生可能エネルギー利用比率を50%まで引き上げ、さらに2013年度比でCO2の排出量を46%削減することを目指しています。これらの目標は「ダスキン環境目標2030」として策定されています。
また、NTTグループも「NTT Green Innovation toward 2040」を掲げ、カーボンニュートラルを実現するための再生可能エネルギーの活用に力を入れています。両社とも環境への影響を最小限に抑えながら、経済成長を追求している点で共通しています。
まとめ
ダスキンとNTTグループのバーチャルPPA締結は、再生可能エネルギーの導入を進める上で大きな意義を持つ取組みであり、業界に新たな風を吹き込むことでしょう。これからの取り組みによって、再エネの利用拡大だけでなく、持続可能な社会の実現に向けた道筋を示すことが期待されます。これらの先進的なプロジェクトが、他の企業にも影響を与え、より多くの企業がエコな取り組みを促進するきっかけとなることを願っています。