タスカジ代表和田幸子、「WOMAN AI AWARD 2026」を受賞
最近、家事代行マッチングプラットフォーム「タスカジ」を運営する株式会社タスカジの代表取締役、和田幸子氏が「WOMAN AI AWARD 2026」のライフ・イノベーター賞を受賞しました。この賞は、AI技術の活用によって、自らのキャリアや新たな可能性を広げる女性たちを表彰することを目的としています。和田氏の受賞は、10年以上にわたって家事という社会的な課題に取り組み、新たにAIを駆使したビジネスモデルへの進化を続けたことが評価された結果です。
和田氏は30名のファイナリストの中から選ばれ、その功績が審査員から高く評価されました。審査員の一人であるジャーナリストの羽生氏は、授賞式において「家事を人に頼んでいいという価値観を社会に広めた」ことを称賛しました。12年前、和田がタスカジを立ち上げた当時、「共働き」という言葉がまだ広く受け入れられていなかった中で、企業の発展に寄与してきたことは、これまでの家事に対する常識を打破するものでした。
AIの導入と業務改善
タスカジは、約15万人の登録依頼者と5,000人のハウスキーパーを持つ、いわば家事代行に特化したマッチングサービスです。しかし、かつてのカスタマーサポートは人手不足で、5名の体制でも対応が滞ることが多かったと言います。和田氏はAIを活用し、業務を分析して効率化を図ることを決意。本来なら5名必要だったサポートを、単独で運営可能にするまでに体制を整えました。
これにより、組織全体が新しい業務の仕組みを導入することができ、メンバーを減らしつつも業務の効率が向上する成功を収めています。議事録やレポートの作成をAIに任せることで、組織の体制も一新され、ハウスキーパーの面接枠も増やすことができたと和田氏は語ります。彼女が強調するのは、単なるAIの導入による業務の置き換えではなく、業務プロセスを見直し、最適化することが重要であるということです。
「市民エンジニア」の育成
和田氏が掲げるビジョンの一つには、業務に詳しい人が自ら仕組みを構築することがあります。これにより、現場のニーズに基づいた実践的な改善が可能となります。タスカジでは、それぞれの社員が「市民エンジニア」として業務を進化させる文化を作り上げています。こうした取り組みは、業務の自動化や効率化に寄与し、改革のサイクルを加速しています。
タスカジ研究所の設立
また、タスカジには「タスカジ研究所」が設立され、企業向けにこれまで蓄積された家事の知見を基にしたリサーチや商品開発が進められています。この研究所では、家庭の生活行動を起点とし、AI技術を用いてデータを構造化する取り組みが行われています。タスカジ研究所は、家事の知見を元にした新たな生活インフラを創出することを目指しています。
和田氏のバックグラウンド
和田幸福は、横浜国立大学経営学部を卒業後、富士通に入社しシステムエンジニアとしてのキャリアを積みました。その後、2013年にタスカジを創業し、家事の知恵を活かしたマッチングプラットフォームを確立しました。このビジョンは、技術の進化を社会に生かし、家事を支える新たな文化を構築することです。
受賞の喜びと未来への決意
和田氏は今回の受賞について、「タスカジは家事の知見を持つ人と家庭をつなぐプラットフォームだと信じています。技術の進化に伴い、家のなかも進化が必要です。これからも家庭にAIを届け、より多くの人々を幸せにすることを目指します」とコメントしています。和田氏のビジョンと情熱が実を結び、今後のタスカジの成長に期待が寄せられています。