アイ・オー・データの革新
石川県金沢市に拠点を置く株式会社アイ・オー・データ機器が、業界初となる『マルチTSAを利用した高可用性・冗長化構成』を導入しました。この新しい仕組みは、電子データの真正性を保証するタイムスタンプサービスを、一層便利かつ安定的に提供することを目的としています。
マルチTSAとは?
TSA(時刻認証局)は、電子文書やデジタルデータが特定の時点で存在し、改ざんされていないことを証明する役割を果たします。アイ・オー・データの新サービスは、複数のTSAを活用することで、サービス停止リスクを最小限に抑え、ユーザーが求める柔軟なタイムスタンプの選択が可能になります。これにより、顧客のニーズに応じた運用を容易に実現します。
トラストエンジンの特長
新たに開発された『トラストエンジン』は、独自のアルゴリズムを搭載して、TSAの稼働状況や応答時間をリアルタイムで監視します。このアルゴリズムは、複数のTSAの中から最適な選択肢を自動で選び出す仕組みです。これにより、運用コストの最適化が図られます。
運用コストの最適化
サービス事業者は、平日夜間や休日など、アクセスが少ない時間帯においても無駄なコストを抑えつつ、サービスを継続できます。高負荷な時間帯にもスムーズな運用を実現し、トラストエンジンが動的に最適なTSAを選択することで、サービスの安定性が保たれます。
安定した運用の確保
万が一、一つのTSAに障害が発生してしまっても、迅速に他のTSAに切り替えることができ、サービスを止めずに運用を続けることができます。これにより、顧客にとって安心して利用できる環境が整います。
今後の展望
アイオートラストサービスは、タイムスタンプに留まらず、2025年までにeシールの提供も計画中です。この新技術を基盤に、電子データの信頼性を維持しつつ、医療業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)など様々なサービス展開を進めていく予定です。
まとめ
アイ・オー・データのマルチTSAは、安心・安全・効率的なタイムスタンプサービスの新時代を切り開きます。今後の展開にも期待が高まる中、同社の取り組みに注目が集まっています。詳細は特設サイトでご確認ください。
アイオートラストサービス特設サイト