日本の食文化EXPO
2025-12-09 10:33:23

日本の食文化を未来へつなぐイベント「日本の食文化とわざの継承EXPO」開催決定

日本の食文化を未来へつなぐイベント「日本の食文化とわざの継承EXPO」開催決定



日本の美しい食文化が、次世代へと継承される試みが始まります。文化庁が主催する「日本の食文化とわざの継承EXPO」は、2026年2月1日(日)に京都市の学校法人大和学園 京都調理師専門学校にて開催される予定です。本イベントの目的は、伝統産業や職人技術、さらには地域内の学生や企業との協力を通じて、日本の食文化の重要性を再認識し、共有することです。

近年、日本の伝統産業や地域文化は、後継者不足や市場ニーズの変化により存続の危機に直面しています。一方で、これらの技術や資源の中には、現代の視点から新しい価値を見出す可能性が秘められています。これを受けて、文化庁は「食文化振興加速化事業」として、地域に根ざした資源の活用を進めています。

EXPOでは、特に「和食」、「伝統的酒造り」、「生菓子文化」、「京料理」、そして「手揉み製茶」に焦点を当て、参加者は職人から直接その技術を学び体験することができます。これにより、次世代の担い手に向けた意識の育成が期待されています。

イベント詳細


イベントは2026年2月1日(日)9:00から16:00まで、全館開場が10:00となります。場所は京都調理師専門学校です。内容には、職人によるトークセッションや、和食、京料理、和菓子のワークショップ、手揉み製茶の体験コンテンツなどが予定されています。さらには、日本の食文化を体感できる物販や展示も行われます。詳細な情報については、2026年1月8日(木)に改めて発表があるとのことです。

このEXPOを通じて、地域の職人や来場者が共に「文化を継ぐ」重要性を実感し、食文化の魅力を再発見することを目指します。日本の食文化の伝承は、単なる技術の継承に留まらず、それに伴う思想や価値観の理解に繋がることで、より豊かな未来を作ることができるでしょう。

事前イベント


さらに、共創プロジェクト型イベントの一環として、京都調理師専門学校では11月24日に出張授業が行われました。この授業では、京料理 鳥米の田中氏と、いづうの佐々木氏による特別講義が実施され、伝統的な料理技術が実演されました。参加者は、四季ごとの食材を活かした調理法や、鯖寿司の歴史、そして技の奥深さを体感し、伝統と文化の重要性を感じました。特に田中氏は、四季折々の素材を生かす手法について語り、受講者はその背後にある「ひと手間」の意味を直に学ぶ貴重な機会となったようです。

終わりに


このように、「日本の食文化とわざの継承EXPO」は、ただのイベントではなく、次世代の育成に資する重要なプラットフォームです。日本の豊かな食文化を次世代に受け継いでいくための第一歩をともに踏み出しましょう。


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会社情報

会社名
文化庁
住所
京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4
電話番号
075-451-4111

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