岡山大技術職員研修
2024-09-14 13:16:01

岡山大学、医学系技術職員のスキルアップを目指した研修会を開催

岡山大学、医学系技術職員のスキルアップを目指した研修会を開催



2024年8月28日、岡山大学は「第83回医学系技術課鹿田研修会」を、鹿田キャンパスの基礎医学棟で対面とオンラインのハイブリッド形式で開催しました。この研修会は、岡山大学総合技術部が主催するものであり、毎年行われている行事の一環です。1994年以来続くこの研修会は、医学系技術課の前身である医学部技術部から受け継がれ、30年以上の歴史があります。

今回の研修会は「医学系技術課鹿田研修会」と改称され、全教職員に広く参加を呼びかけました。技術職員に限らず、研究者や事務職員、病院関係者、さらには大学院生まで含めて、合計56名が参加しました。会の冒頭では、総合技術部の佐藤法仁副理事・副学長・上級URAが挨拶を行い、最新の医療トピックやテクノロジーの情報共有が全教職員の技能向上に寄与することを期待しました。

続いて、基調講演が行われました。テーマは「筋萎縮性側索硬化症(ALS)の最新トピックス」と題し、本学の山下徹准教授が登壇しました。ALSは、脳や脊髄の神経が変性し、筋肉が萎縮していく進行性の難病です。人工呼吸器を使用しなければ通常4~5年で死に至る病気であり、現在も根本的な治療法は確立されていません。講演では、ALSのメカニズムや最新の研究成果について詳細に説明が行われ、多能性幹細胞「Muse細胞」を用いた治療法の進展についても触れられました。

講演では、神経変性疾患における異常タンパク質の影響や、ALSに対する予防策、早期発見のためのマーカーなど、多くの質問が参加者から寄せられ、活発な意見交換が行われました。このような交流を通じて、技術職員たちはより深い知識を得ることができ、日本の医療現場における技術職員の活動の重要性を再認識する機会となりました。

今回の研修会は、岡山大学が強化を目指す研究、教育、臨床活動を支える技術職員の職能向上に寄与するものであり、今後も技術職員の研修プログラムが継続的に実施される見込みです。さらには、岡山大学は東京工業大学が事務局を務めるTCカレッジに参画し、「医工系コース」としてのサテライト校も開校しました。

岡山大学は、地域中核・特色ある研究大学としての成長を志向し、持続可能な開発目標(SDGs)の達成にも貢献していきます。参加者は今回の研修を通じて、さらなるスキルアップと知識の向上に努め、地域社会及び国際社会に対する貢献を果たしていくことが期待されます。今後の岡山大学の取り組みにも注目が集まっています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

関連リンク

サードペディア百科事典: 岡山県 岡山市 岡山大学 ALS 医療技術

Wiki3: 岡山県 岡山市 岡山大学 ALS 医療技術

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。