無人ロボット宅配実験
2024-09-11 11:32:12

北海道石狩市で無人自動配送ロボットが新しい宅配サービス実証実験を開始

無人自動配送ロボットを活用した新たな宅配サービス



2024年9月11日から、北海道石狩市の緑苑台東地区で無人自動配送ロボットを利用した移動型宅配サービスの実証実験が始まります。このプロジェクトは、京セラコミュニケーションシステム(KCCS)、ヤマト運輸、Packcity Japanの3社が共同で取り組むもので、オープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」を搭載したロボットが車道を走行します。

背景と目的



近年のEC市場の拡大に伴い、宅配便の需要が急増しています。一方で、ドライバー不足や宅配業者の負担の増加といった課題が顕在化しています。これらの問題を解決するため、配送効率を向上させる中速・中型の無人自動配送ロボットの導入が期待されています。KCCSはこの技術を活用し、地方自治体や企業と連携しながら実用化に向けたサービス提案を進めています。

具体的な実証実験の内容



この実証実験は、2024年9月から10月下旬までの予定で、運行時間は毎日午前9時から午後9時までです。無人自動配送ロボットは、緑苑台東地区の一部エリアにおいて自宅から徒歩1分圏内の指定された宅配ポイントに停車し、荷物の受け取りや発送を行います。利用可能な荷物は、ヤマト運輸の個人向け会員サービス「クロネコメンバーズ」登録者に向けた宅急便に限りますが、クール宅急便や代金引換、着払いなど一部の荷物は対象外となります。

参加企業の役割



このプロジェクトにはそれぞれの企業が明確な役割を持っています。
  • - KCCS:実証実験の企画・管理、無人自動配送ロボットの開発および運行管理。
  • - ヤマト運輸:無人自動配送ロボットを用いた移動型配送サービスの運営。
  • - Packcity Japan:PUDOステーションの設計・運用。

これに加えて、石狩市や豊田自動織機との協力も行っています。この無人自動配送ロボットは、北海道運輸局から許可を得て車道を走行し、運行中は遠隔監視のもとで安全に配達が行われます。

今後の展望



本実証実験を通じて、消費者のライフスタイルの多様化や荷物受け取りの効率的な方法を確立し、地域特性に合わせた無人配送ロボットの社会実装を目指します。また、実験結果を基に、さらなる地域物流支援サービスの実用化と持続可能な社会の実現に貢献していくことを志向しています。

まとめ



無人自動配送ロボットを用いた新しい宅配サービスの実証実験は、物流業界における効率化や安全性の向上を図る重要なステップといえるでしょう。この取り組みが成功すれば、将来的な物流のあり方にも大きな影響を与えることが期待されます。実証実験の詳細や結果については、今後の報道にも注目です。


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