音声・動画コンテンツの未来を変える新サービス「SIGNED SOUND」の登場
音声・動画コンテンツの未来を変える新サービス「SIGNED SOUND」の登場
音声や動画コンテンツの信頼性が求められる中、シヤチハタ株式会社とエヴィクサー株式会社が新たに提供を開始した「SIGNED SOUND(音のしるし)」が注目を集めています。このサービスは、音声・動画コンテンツの来歴を記録・検証するためのものであり、2026年7月7日から正式に提供が始まりました。
SIGNED SOUNDの目的と仕組み
「SIGNED SOUND」は、配信元が自社が発信する正規コンテンツに来歴情報を残し、視聴者がその情報を確認できる環境を創造することを目指しています。これにより、視聴者はいつでも登録された原本とコンテンツを照らし合わせることができるため、真実性の確認が可能になります。
本サービスの重要なポイントは、「記録された署名主体・署名時刻・原本との対応関係」という来歴情報が配信元にとっての信頼性を確保する足場を提供することです。具体的には、音響電子透かしと音響フィンガープリントの2つの技術を使用し、厳重な情報管理を実現しています。
1. 音響電子透かし
音響電子透かしは、不可視・不可聴のしるしをコンテンツに埋め込む技術です。このしるしは、一定の圧縮や変換処理を経ても検出が可能であり、もし透かしが失われる場合でも音響フィンガープリントによって確認できるよう設計されています。
2. 音響フィンガープリント
音響フィンガープリントは、音声の特性を数値化し、データベースに登録します。これにより、音響電子透かしと組み合わせて、さらなる来歴確認が可能となります。この2つの技術は、主要テクノロジー企業が共同で策定したC2PAのオープン技術標準に基づいており、国内初の登録を受けています。
背景にある情報の誤用
現代社会では、SNSなどを通じて情報が瞬時に拡散される一方で、偽情報の拡散が深刻な問題となっています。2024年には、能登半島地震により、投稿された救助要請の中に偽情報が含まれていたことが示されています。このように、情報の出どころや真実性を確認する手段が求められる中で、「SIGNED SOUND」は配信元で原本の来歴を先に記録しておくことの重要性に応えます。
両社の役割
シヤチハタは、電子印鑑などのIT関連事業を展開しており、SIGNED SOUNDにおいては来歴証明書の発行主体およびプラットフォーム運営を担当します。一方、エヴィクサーは音響識別技術に特化した企業であり、音響禁止処理技術を提供しています。両社は2026年3月に資本業務提携を締結し、協力関係を強化しています。
サービスの流れ
配信元は、コンテンツを配信前にアップロードし、音響電子透かしと音響フィンガープリントを登録します。以降、SNSなどに流通するコンテンツは、透かしやフィンガープリントにより元のコンテンツとの照合が行えます。
今後の展望
「SIGNED SOUND」は正式な提供が始まったことを機に、自治体や公共機関、放送事業者、企業の広報など、様々な分野での導入拡大が期待されています。情報の来歴が必要とされる今、配信元が自社の正規コンテンツに来歴のしるしを残したいと考えている方は、ぜひ本サービスを検討してみてはいかがでしょうか?
詳しいお問い合わせは、リリースの末尾にある連絡先から受け付けています。
会社情報
- 会社名
-
シヤチハタ株式会社
- 住所
- 愛知県名古屋市西区天塚町4-69
- 電話番号
-
052-521-3635