藝大アートプラザが贈る新しいアート体験
2024年10月26日(土)、東京都台東区の東京藝術大学美術学部内に位置する藝大アートプラザにて新たな企画展「Beautiful Foolishness~遊びをせんとや生まれけむ」が始まります。この展覧会では、約10名のアーティストが独自の視点で表現した作品が展示され、皆様をアートの世界へと招待します。入場は無料で、お子様連れのご家族も大歓迎。撮影も原則可能なので、思い出の一枚を残すチャンスです。
この企画展は、日本の美術を牽引する東京藝術大学と小学館の協働プロジェクトとして実現しました。展覧会名に含まれる「美しき愚かさ」と「遊びをせんとや生まれけむ」という二つのフレーズは、アートを通じて私たちが時に忘れがちな遊び心や無邪気さを思い出させてくれます。
展覧会が語る「美しき愚かさ」
展覧会名の由来は、岡倉天心の著書『茶の本』からの引用にあります。天心は、「物事の美しい愚かさに身をゆだねようではないか」というメッセージを通じて、私たちが普段見過ごしがちな無価値なものにも価値があることを教えてくれています。一見無駄以上の価値を持つものに光を当て、アートがもたらす多様性を再認識させる試みでもあります。
また、日本の歴史にも重要な影響を与えた後白河法皇の言葉「遊びをせんとや生まれけむ」は、遊びが持つ本質的な意味を考えさせます。このような背景を持つ二つの言葉にフォーカスを当てた展覧会は、観覧者に新たな気づきとインスピレーションを与えることでしょう。
出展アーティストと作品の紹介
今回の企画展には、浅野井春奈氏、今井完眞氏、尾形凌氏、加藤健一氏、倉敷安耶氏、真田将太朗氏、須田日菜子氏、松尾ほなみ氏、林樹里氏、林奈緒子氏など、現代の多様な表現を持つアーティストが参加します。彼らの作品は、油画、日本画、彫刻、工芸、デザインといった様々な技法を駆使しており、それぞれが「美しき愚かさ」をテーマに描き出しています。
アートを身近に感じる場所
藝大アートプラザは、東京藝術大学の教職員や卒業生による作品を展示販売するギャラリーです。2018年から運営が始まり、一般の訪問者が自由にアートを楽しめる貴重な空間です。館内には、地域の人々がアートに触れられる場として「LIFE WITH ART」コーナーが設けられ、器やアクセサリーなど、生活に密着した作品が展示されています。また、定期的な企画展を通じて新たなアート体験を提供しています。
開催情報
- - 展覧会名: 「Beautiful Foolishness~遊びをせんとや生まれけむ」
- - 会場: 藝大アートプラザ(東京都台東区上野公園12-8)
- - 会期: 2024年10月26日(土)~12月8日(日)
- - 入場料: 無料
- - 営業時間: 10:00~18:00(定休日:月曜)
最新の情報は公式ウェブサイトやSNSにてご確認ください。芸術の秋にふさわしいこの企画展で、遊び心あふれるアートをぜひ堪能してください。