堺市で歩行領域モビリティ「COMOVE」の実証事業がスタート
OpenStreet株式会社は、大阪府堺市と協力し、2024年11月27日から歩行領域モビリティ「COMOVE」の無人シェアリングの実証実験を開始することを発表しました。これにより、地域の移動手段の選択肢がさらに広がります。
実施背景と目的
OpenStreetは、「移動をもっと楽しく、自由に。」という理念のもと、さまざまなシェアリングサービスを展開してきました。特に、25の都道府県で展開する「HELLO CYCLING」という電動アシスト自転車のサービスは、多くのユーザーに利用されています。さらに、小型EVやEVスクーターのシェアサービスも提供しており、都市間の交通問題に新たな解決策を提示しています。
最近では、堺市と連携して2020年から「HELLO CYCLING」を導入し、2024年7月からは自転車に似た座って走行することができる「電動サイクル」のシェアリング実証事業も展開しています。これらの取り組みが評価され、今回の「COMOVE」実証事業が実現しました。
COMOVE(コモビ)の詳細
COMOVEは、令和5年4月に施行された改正道路交通法に基づく新たな車両区分であり、「移動用小型車」として位置づけられています。このモビリティは、運転免許が不要で、年齢制限もないため、幅広い年齢層の人々が利用できるのが特徴です。
基本的な仕様
- - 最高速度: 時速6㎞
- - 運転免許: 不要
- - ヘルメット着用: 義務なし
- - 走行エリア: 歩道、路側帯
このように、歩行者扱いでの運用が可能で、快適な移動を実現します。
実証事業の概要
実施期間
実証事業は2024年11月27日(水)から12月25日(水)まで実施されます。
利用料金
この期間中の利用料金は無料です。
予約方法
利用者はWEBから予約することができ、18歳以上、身長140cm以上185cm以下、体重100kg以下の方が対象です。自動車免許は不要なので、多くの人が参加しやすくなっています。
予約は
こちらから
貸出場所
貸出は「公社賃貸スマリオ泉北センター」から行われ、2台用意されています。実験期間中は、運用は大阪府住宅供給公社が担当します。
未来の展望
OpenStreetは今後も、EVによる新たなモビリティの普及を図り、公共交通機関以外の移動手段を提供することで、誰もが自由に移動できる社会を目指しています。「COMOVE」の実証事業は、その一環としてさまざまな可能性を秘めており、今後の成果が期待されます。
関連団体の紹介
- - 大阪府住宅供給公社: 賃貸住宅や公益的施設の管理を行い、地域課題解決にも関わっています。
詳細はこちら
- - OpenStreet: 自転車活用推進法を背景に、「HELLO CYCLING」や「HELLO MOBILITY」を通じ、ラストワンマイルの移動手段を多様に提供しています。
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