人と自動化の協調
2024-10-02 05:02:14

ROMSとロジテックが新たな物流オペレーションを構築 - 人と自動化の協調が生み出す未来

人と自動化が融合する物流の未来



物流業界では、昨今の人手不足が深刻な問題となっています。これに対応するために、3PL事業者のロジテックと自動化ソリューションメーカーのROMSが協力し、新たな物流オペレーションの形を模索しています。今回はこの提携と、最新の高層ピース仕分け機「ナノ・ソーター」の導入についてご紹介します。

提携の背景



ロジテックは人材会社から派生した3PL企業で、物流請負業務を展開しています。彼らのビジョンは、人材と物流のリソースを最大限に活用し、オペレーションの効率化を図ることです。そのため、2021年には自前の倉庫を保有するなど、深い業界理解と支援を目指して事業を展開しています。

一方のROMSは、ロボットや機械による無人化ではなく、「人と自動化の最適な組み合わせ」を重視する企業です。ROMSの理念には、「ロボットとヒトの協力による省人化」が根付いており、双方の方針が一致したことで、提携が進められました。2023年12月からはロジテックの平和島センターで「ナノ・フルフィルメントセンター」の業務トライアルが始まり、2024年10月からはナノ・ソーターの常設利用が開始されます。

ナノ・ソーター導入の意義



「ナノ・ソーター」の導入によって、物流オペレーションの効率がビジネスの原動力となることが期待されています。この仕分け機は、高速かつ正確なピース仕分けが可能で、従来型の手作業に比べて格段に生産性を向上させることができます。これにより、ロジテックのパートナー企業たちは、コスト削減や迅速な配送が実現できるのです。

さらに、ナノ・ソーターは単独荷主に限らず、複数の荷主による共同利用やサブスクリプションモデルも視野に入れています。この柔軟なサービス形態が、物流業界に新たな風を吹き込むことになるでしょう。

今後の展開とサービスの多様化



ナノ・ソーターの運用が開始された後、今後は保管、搬送、ピッキングまでを包括的にサポートする自動倉庫ソリューションの導入がさらに進められる見込みです。また、これらの自動化設備とWMS(Warehouse Management System)との連携もしっかりと整備され、物流プロセスのさらなる最適化を図る予定です。

2024年には新しいマッチングプラットフォーム「サバケル」の立ち上げを予定しており、倉庫内作業から荷主の検索までを効率よく行えるシステムが開発されます。これにより、導入から数か月で提携事業者が1,500社を超えた実績もあり、今後の展開においてはさらなる規模拡大が期待されます。

最後に



ロジテックとROMSのパートナーシップは、物流業界における人材不足の解消だけでなく、新たなオペレーションのスタイルを確立するものです。この人と自動化の融合が、今後どのように発展していくのか、その動向から目が離せません。物流業界全体がこの新たな潮流に乗って、効率的で持続可能な運営を実現することを期待しましょう。


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会社情報

会社名
株式会社ロジテック
住所
東京都港区高輪 四丁目23番5号
電話番号

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