ソーシャルリクルーティングを活用した採用戦略
2020年1月13日、五反田SGテラスにて企業向けのセミナーが開催され、採用戦略における最新技術「ソーシャルリクルーティング」に焦点が当てられました。株式会社テンプルウェストとの共同により、参加企業へ今後の採用手法の見直しを促す機会が提供されました。
ソーシャルリクルーティングとは
ソーシャルリクルーティングは、SNSを活用した採用マーケティング戦略の一つです。これにより、企業は自社の認知度を向上させ、応募者の情報収集から実際の応募までの流れをスムーズに構築できます。特に若い世代をターゲットにした企業には、SNSの利用が必須とも言えるでしょう。若年層は求人情報を求人サイトよりもSNSから得る傾向が強いため、企業はこれを活かす戦略を立てる必要があります。
セミナーのプログラム
当日のセミナーは以下の大きな流れで進行しました。
- - 第1部:イルミス株式会社によるSNS採用の解説
- - 第2部:株式会社テンプルウェストによる具体的な事例紹介
- - 第3部:参加者同士の交流会
SNS採用のメリット
SNSを活用することで様々なメリットが得られます。以下はその主なポイントです。
- - ターゲットに合ったアプローチ:ユーザーの特性に応じたコミュニケーションが可能。
- - コスト削減:低予算で多くの候補者にアプローチできる。
- - 優れた人材の獲得:質の高い応募者を引き寄せることができる。
- - 離職率の低下:候補者との関係性を深めることでミスマッチを防ぐことができる。
採用市場の変化
2030年には労働市場の75%をミレニアム世代やZ世代が占めると予測されています。したがって、従来の採用手法に固執せず、これらの世代に適したアプローチを取り入れることが重要です。
クライアント事例紹介
実際に採用支援を行った企業の事例も紹介されました。ある医療法人では、ソーシャルリクルーティングを活用することで採用コストを80%削減し、クリエイター職ではTwitterから12名の応募があったとのことです。このような実績は、ソーシャルリクルーティングの効果を裏付けています。
SNS採用で注意すべきポイント
SNSは求人サイトとは違い、候補者と比較的気軽に繋がれるのが魅力です。お金がかからないため、じっくりと選考プロセスを進めることが可能となります。ミスマッチや離職率を減少させるためには、双方がアピールポイントや課題を共有し、関係を深めることが求められます。また、内定後の就労までの不安を和らげるケアを行うことで、内定辞退率も低下させられます。
まとめ
セミナーではCX(顧客体験)の概念が強調されました。SNSを通じての接点はいずれもCXに影響しています。自社の認知度を高め、質の高い候補者体験を提供することが応募者の獲得に繋がります。特に、コロナ禍の影響でオンラインの採用市場が広がる中、これらの戦略を取り入れることは非常に重要です。
今後もSNSを活用し、効果的な採用活動を行うための情報収集は欠かせません。イルミス株式会社では定期的に無料のオンラインセミナーを実施していますので、興味がある企業はぜひご参加ください。
講師プロフィール
金城さら氏は、2015年から海外での仕事を経て、帰国後は企業向けSNSの講師として多くの企業を支援しています。特にアパレルや美容、不動産業界でのアカウント運用やコンテンツ制作において豊富な経験を持ち、イルミス株式会社の社外取締役として活躍中です。
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