フリーランス転身、収入や生活水準は?実態調査が明らかに!
株式会社学研ホールディングスのグループ会社である株式会社ベンドが運営する「スキルアップ研究所」は、フリーランス転身後の生活の変化に関する実態調査を実施しました。調査では、フリーランスになった理由や収入、生活水準の変化など、フリーランスの実態が明らかになりました。
調査対象は、全国のフリーランスで、2024年5月16日から23日にかけてアンケート調査が行われました。回答者は200名で、女性の回答者が60%と、男性よりも多かったことが特徴です。
フリーランスになる前は会社員経験がほとんど
調査結果によると、フリーランスになる前に会社員経験があった人は、男性で約9割、女性で約8割という結果になりました。これは、フリーランスとして成功するためには、会社員時代に培ったスキルや経験が重要であることを示唆しています。
フリーランスになった理由はライフステージの変化や家族の事情
フリーランスになった理由は、会社員経験者、未経験者のいずれにおいても「ライフステージの変化や家族の事情」が最も多いという結果になりました。これは、結婚や出産、子育てなど、ライフイベントによって働き方を変えざるを得なくなった人が多いことを示しています。
生活水準は「変わらない」「悪化した」が過半数
フリーランスになってからの生活水準については、「ほとんど変わらない」が29.5%、「やや悪化した」が24.5%と、生活水準が向上したと感じる人は少なく、過半数が「変わらない」または「悪化した」と回答しました。
収入の不安定さを解消するために、収入源の多様化や貯蓄に励む
調査では、フリーランスの収入源の多様化や貯蓄など、収入の不安定さを解消するための取り組みも明らかになりました。収入源を複数持つことでリスクを分散したり、将来に備えて貯蓄したりすることで、生活の安定を図っているようです。
フリーランスは今後も増加傾向、働き方改革のキーパーソンに
スキルアップ研究所は、今回の調査結果から、フリーランスは今後も増加傾向にあると予測しています。フリーランスは、柔軟な働き方を実現できる一方で、収入の安定や福利厚生面では課題も多いことがわかりました。
フリーランスという働き方が、自己のスキルの発揮とワークライフバランスの実現を図る有効な手段となるよう、政府や企業による支援の加速や制度の構築が求められます。
フリーランスに興味がある方へ
フリーランスになることを検討している方は、今回の調査結果を参考に、自分のスキルや経験、ライフスタイルなどを考慮して、慎重に判断することが大切です。
スキルアップ研究所では、フリーランスに関する様々な情報を提供していますので、ぜひ参考にしてください。
スキルアップ研究所:https://reskill.gakken.jp/