半導体設計を次世代へ繋ぐ「First Tapeout」事業が始動!
2026年5月、経済産業省が推進するAKATSUKIプロジェクトにおいて、株式会社AIST Solutionsが設立した一般社団法人OpenSUSIの事業「First Tapeout」が採択されました。この事業は九州を拠点に全国から学生や若手技術者を対象にした人材育成プログラムを展開し、半導体設計の実践的なスキルを提供します。
AKATSUKIプロジェクトとは?
AKATSUKIプロジェクトは、経済産業省が所管する若手人材育成支援事業で、地域で活躍するプロジェクトマネージャーが若手のアイデアや技術を導きます。この取り組みの一環として、2026年度は全国で27の事業が採択され、First Tapeoutがその一つとなりました。
具体的には、クリエータたちがアイデアを半導体チップに実装し、試作から評価までを一貫して経験することを目的としています。これにより、参加者は実践的なスキルを積むことができ、未来の半導体業界を担う人材として成長が期待されます。
事業の内容とプログラム
First Tapeoutでは、NDAフリーなオープンソースの設計ツールを使用し、ChipFoundryのchipIgniteシャトルサービスを活用します。この手法により、商用EDAツールのライセンスに縛られず、自らのアイデアを自由に形にすることが可能となります。また、プログラムは3つの柱で構成されており、参加者は以下の知識とスキルを養います:
1. 半導体設計から物理設計までの全体理解
2. 作業者から構想者へのステップアップ
3. ソフトウェアとハードウェアの視点を持つこと
国内外の連携体制
本プログラムの運営はOpenSUSIが務め、NSW株式会社、株式会社日立産業制御ソリューションズ、株式会社プリバテックからの現役エンジニアがプロジェクトマネージャーとして参加します。また、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)の九州センターも運営支援を行い、産学官の連携を深め、プログラムの充実を図ります。
今後の展望と参加の呼びかけ
6月からは全国のクリエータの募集が開始され、九州を発信基地として日本全体から参加者を募る予定です。これからの半導体設計の教育現場において、次世代の担い手を育成することが重要視されており、OpenSUSIはその期待に応えたプログラム展開を目指しています。
参加希望者はOpenSUSIの公式ホームページにて詳細情報をチェックし、積極的な応募をお待ちしています。半導体設計の未来を共に切り開く仲間として、この新たなチャレンジに参加してみませんか?
参考リンク
OpenSUSIは、今後も半導体設計の最前線で活躍できる人材を育成し、地域と産業の発展に寄与する重責を果たしていきます。