SUNDREDが新産業共創を加速!100個の新産業を目標に5つの重点領域を発表
新産業のエコシステムビルダーとして知られるSUNDRED株式会社が、東京都の事業「TOKYO SUTEAM」協定事業者として、新産業共創プロジェクトに5つの重点領域を追加しました。
SUNDREDは、独自の「新産業共創プロセス」に基づき、社会起点の目的を実現する新産業の共創に取り組んでいます。これまでの大企業、自治体、アカデミアに加え、スタートアップ企業を積極的に巻き込み、開発速度の向上や実証実験を加速させることで、東京都内だけでなく地方、そして世界へと繋がる新たな産業エコシステム構築を目指しています。
5つの重点領域
今回の発表で明らかになった5つの重点領域は以下の通りです。
1.
フューチャーペアレンティング産業: 将来の出産や育児に対する不安の解消に加え、「親になるための仕組み」の構築や「親育て」の重要性に焦点を当て、子育ての課題を社会全体で解決することを目指しています。この領域では、2023年11月に「Future Parenting Partners」というコンソーシアムを設立し、子育てが楽しいと言える社会の実現を目指しています。
2.
ネクストジェンマテリアル産業: 次世代の新素材の開発・活用を推進し、既存の価値観を塗り替えるような新たな用途を生み出すことを目指しています。すでに、スマート養蚕システムによるシルク原料の製造・販売を行うユナイテッドシルク株式会社や、マッシュルームレザー商品の開発・販売を行う合同会社mushcoなど、複数のスタートアップ企業との連携が進んでおり、革新的な素材開発が期待されます。
3.
インタープレナーデベロップメント産業: 社会における価値創造を担う人材「インタープレナー」の育成・普及を促進することで、新産業共創や事業創造による社会変革を加速させることを目指しています。インタープレナー育成・普及を目的とした一般社団法人インタープレナー協会を設立し、EKKYO.HUBや株式会社LX DESIGNなど、複数のスタートアップ企業や組織と連携しています。
4.
メディカル・ヘルスケアイノベーション産業: 医療・ヘルスケア分野において、従来の医療だけでなく、次世代ウェルビーイングや社会全体の幸福を実現する技術・仕組みの開発を目指しています。グローバルスタンダードな視点に基づいた「Open Well-being Innovation」という概念を掲げ、日本美容創生株式会社や株式会社Story Agentなど、複数のスタートアップ企業と連携を開始しています。
5.
ネイチャーガバナンス産業: 自然資本の可視化・価値化を通じて、社会・経済活動による自然生態系の損失を食い止め、自然と調和した発展を目指しています。グリーントランスフォーメーション(GX)の取り組みや流域圏の意識向上、地質・土壌・地下水・河川・海洋等の利活用・維持保全を通して、産業構造や社会システムの変革を目指しています。ユナイテッドシルク株式会社やamu株式会社など、複数の企業や組織と連携を進めています。
新産業における加速の仕組み
SUNDREDは、100個の新産業の共創を目指し、独自の「新産業共創プロセス」を通じて、新たな事業機会や投資機会を創出しています。その特徴は、個社単独での事業開発ではなく、新産業の共創という点にあります。従来の大企業、自治体、アカデミアに加え、スタートアップ企業を積極的に巻き込み、開発速度の向上や実証実験を加速することで、地方と東京、そして世界を繋ぐ産業エコシステムを構築することを目指しています。
インタープレナーについて
SUNDREDは、新しい時代の価値創造を牽引する人材として「インタープレナー」の開発に取り組んでいます。インタープレナーとは、組織の枠を超えて社会起点で発想し、オープンな対話を通じて目的を共創し、仲間やリソースを集めてプロジェクトを進め、所属する組織にも貢献する「社会人」のことです。SUNDREDは、インタープレナーの発掘・育成・ネットワーク化を加速し、インタープレナーが活躍する環境を整備していくことで、新しい時代の価値創造を推進していくことを目指しています。
会社紹介
企業名: SUNDRED株式会社
設立: 2017年3月
代表者: 代表取締役 CEO 兼 GM 留目 真伸
本社: 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー
オフィス: 東京都港区北青山3-6-7 青山パラシオタワー11階
事業内容: 100個の新産業の共創を目指す「新産業のエコシステムビルダー」。「新産業共創スタジオ」を運営し、エコシステムのデザインを起点に成長領域にリソースを集約し、新産業を共創していく。
URL: https://sundred.co.jp
SUNDREDの新産業共創への挑戦:持続可能な未来への展望
SUNDREDが発表した5つの重点領域は、社会課題の解決と持続可能な未来への展望を明確に示しています。特に注目すべきは、インタープレナーという新しい人材像の提唱です。組織の枠を超えて社会起点で発想し、オープンな対話を通じて目的を共創していくインタープレナーは、まさにこれからの社会を牽引するキーパーソンと言えるでしょう。
SUNDREDは、インタープレナーの発掘・育成・ネットワーク化を通じて、インタープレナーが活躍できる環境を整備することを目指しています。この取り組みは、従来の企業や組織の枠組みを超えた新しい形の産業エコシステム構築を促進するものであり、社会全体のイノベーションを加速させる可能性を秘めています。
しかし、新産業の共創は容易ではありません。様々な企業や組織、人材を繋ぎ、それぞれの強みを活かしていくためには、高いコミュニケーション能力やリーダーシップ、そして共通のビジョンが必要です。SUNDREDが掲げる100個の新産業の共創という目標達成のためには、関係者間の連携強化と信頼関係の構築が不可欠となります。
また、倫理的な問題や社会への影響についても慎重に検討していく必要があります。例えば、フューチャーペアレンティング産業では、親になるための仕組みの構築や親育てに関する新たな価値観の形成、倫理的な課題など、多くの課題が考えられます。
SUNDREDは、これらの課題を克服し、持続可能な未来を創造するための具体的な取り組みを積極的に発信していくことが重要です。社会全体とのコミュニケーションを強化し、透明性と説明責任を担うことで、信頼を獲得し、共創の輪を広げていく必要があるでしょう。
SUNDREDの新産業共創への挑戦は、まさに時代の転換期における重要な試みです。今後の動向に注目し、社会全体で議論を深めていくことが重要です。