DEEPCORE、NEDOの支援事業に採択
株式会社ディープコア(DEEPCORE)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する「大学発スタートアップにおける経営人材確保支援事業」に2025年度の実施予定先として採択されました。本事業の目的は、大学や研究機関の持つ革新的な技術を社会に実装するための大きな壁を取り去り、ディープテックスタートアップの創出を加速させることです。
橋渡し役としてのDEEPCORE
現代において、日本には世界水準の研究成果や技術が多く存在するにもかかわらず、多くは論文や特許として埋もれてしまっています。その一因は、研究者と経営人材との間の接点不足です。DEEPCOREは、2018年に設立したAI特化のファンドとインキュベーション拠点「KERNEL」を通じて、このギャップを埋める取り組みを進めてきました。
AI技術の進化に伴い、「AI×ディープテック」が新たなイノベーション領域として注目されています。DEEPCOREは、技術シーズと経営人材のマッチング促進を通じて、日本発のディープテックスタートアップの素地を築いていく意向です。
MPM事業の内容
MPM事業では、創業初期の大学発スタートアップや革新的な技術シーズに対し、事業開発やプロダクト開発に秀でた経営人材とのマッチングを支援します。特に、DEEPCOREが持つ大学発スタートアップ支援の実績や「KERNEL」で培った知見を活かし、経営だけでなく、技術的な側面からの支援も強化します。これにより、技術とマーケティングの双方からのアプローチが可能になるのです。
参加を促すイベントの開催
DEEPCOREとNEDOによるこの取り組みに関心がある方々には、様々なイベントが用意されています。特に、技術シーズを持つ研究者と経営人材との出会いを促進するための「未来をつくる経営人材と技術の交差点」キックオフイベントが予定されています。イベントでは、MPM事業の目的やDEEPCOREのビジョンについての詳細な説明が行われるほか、キーノートスピーチやパネルディスカッションが実施されます。
ナッジを促す取り組み
AI技術の民主化が進む中、DEEPCOREは「AI×ディープテック」を新たな注力領域として拡大。研究と事業化をつなぐエコシステムの構築を目指しています。日本の研究開発は世界に誇れる水準にある一方、社会に届かない現状があります。DEEPCOREの使命は、技術者と経営人材との出会いを創出し、起業と事業化の土台を築くことです。
選考基準にまつわる詳細情報はDEEPコアの公式ウェブサイトで公開されており、興味を持つ方々の参加を歓迎しています。
企業概要
DEEPCOREは、AIおよび先進技術分野に特化したベンチャーキャピタルで、多くのスタートアップに出資しており、起業家を育てるためのコミュニティ「KERNEL」を運営しています。投資だけでなく、海外進出を目指したさまざまなプログラムを展開しており、スタートアップの採用支援にも力を入れています。
新たなディープテックスタートアップの創出と成長を支えるDEEPCOREの取り組みに今後も目が離せません。