コメリが災害物資供給に関する協定を締結
株式会社コメリ(新潟県新潟市)は、国土交通省北陸地方整備局との間で、災害発生時の物資供給に関する協定を締結しました。この協定は、同社のNPO法人であるコメリ災害対策センターにとって初の国家機関との結びつきです。
この取り組みの背景には、コメリが地域のライフラインとしての役割を果たし、いざという時に必要な物資を迅速に供給できる体制づくりがあります。2005年に設立されたコメリ災害対策センターは、全国各地の自治体と連携を深め、すでに1,139件の協定を締結している実績があります。これにより、災害発生時には迅速かつ効果的な支援が可能となります。
協定の主な内容
本協定の具体的な内容には以下のようなポイントが含まれています:
- - 物資供給: 災害活動時に必要な資機材(ブルーシート、土のう袋、カラーコーンなど)の供給。
- - 物流支援: コメリグループの店舗網と物流網を活用し、北陸地方整備局から派遣されるTEC-FORCEと連携して被災地を支援。
- - 情報共有: 相互に連絡を取り合い、物資供給についての情報共有を行います。
- - 防災訓練: 防災訓練への参加・協力も行い、地域の防災力向上に寄与します。
この協定締結は、2025年3月3日に新潟市で行われ、国土交通省北陸地方整備局長とコメリ災害対策センターの理事長が署名しました。
コメリ災害対策センターの歩み
コメリ災害対策センターは、2005年に設立以来、災害時における必要物資の供給に取り組んできました。これまでにも、中越沖地震、東日本大震災、熊本地震など多くの災害時に物資を供給してきています。
特に、社内には物資備蓄が行われており、現場で必要とされるアイテムを迅速に用意する体制が整っています。具体的には、携帯用トイレや食器、飲料水やLEDライトなど、多岐にわたる商品が用意されています。
コメリの地域貢献への取り組み
コメリは「地域の日々を明るくする」という企業理念のもと、地域に根ざした活動を推進しています。災害時のみならず、日頃から地域の需要に応じた商品を揃え、地元の人々に安心感や笑顔を提供することを心がけています。
この協定締結により、コメリは地元のライフラインとしての役割をさらに強化し、地域に寄り添う存在としての責任を果たしていきます。これからも、地域の皆様とともに、強い絆を築いていくことが期待されています。