ドローン輸送実験
2021-07-14 17:39:03
約70kmのドローン輸送実験がついに実施!日本記録更新へ
約70kmドローン輸送実験が実現
7月17日、株式会社空解が開発した新型の電動VTOLドローンを使用し、銚子市から茨城県河内町までの約70kmに及ぶ輸送実験を行います。この実験は、日本国内におけるドローン輸送の距離記録を更新することを目指しています。
実施概要
本実験は、午前10時に銚子市の学校給食センターを出発し、午前11時20分頃に河内町のドローンフィールドKAWACHIに到着する予定です。この飛行ルートは利根川上空を通り、目視外でのフルオート飛行が行われます。搭載物には、模擬ワクチンや災害救援物資(マスク、アルコール、モバイルバッテリーなど)が含まれており、安全かつ非接触での物流を実現するための重要なステップとなります。
ドローンの性能と特徴
使用される「QUKAI FUSION」は、日本製の高性能電動VTOLドローンです。このドローンは、固定翼型の飛行機として設計されており、離着陸は垂直に行うことができます。そのため、従来の滑走路が不要であり、さまざまな場所からの離着陸が可能となります。最大航続距離は120km、最高速度は120km/h。貨物の最大積載量は2.5kgで、世界レベルの飛行安定性を誇ります。この卓越した性能により、運送業界における新たな可能性を切り開くことが期待されています。
安全性への配慮
空解では、飛行中のトラブルを考慮し、フェールセーフ機能を搭載しています。万が一の事態が発生した場合でも、事前に設定された安全な緊急着陸ポイントに自動で着陸できる仕組みが整っています。これは、ドローンの運用をさらに安全にし、周囲の環境に配慮した設計となっています。
ドローンにかける思い
「空は、希望だ」という信念のもと、空解はドローンの革新を通じて、より安全で便利な社会の実現を目指しています。特に、僻地や被災地への物資輸送、超高齢化社会における移動弱者のQOLの向上といった課題を解決するために、持続可能なソリューションとしてのドローンの可能性を探求しています。
これからの未来に向けて、空解は更なるイノベーションを進めていく所存です。この実証実験は、ドローンの社会実装を加速させる重要な一歩となることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社空解
- 住所
- 東京都町田市つくし野4-28-14
- 電話番号
-
070-7774-5200