サイバーエースが高校生向けSNSリスク啓発セミナーを開催
2025年4月10日、株式会社サイバーエースは鳥取県の鳥取城北高等学校で、600人の生徒を対象にしたSNSの安全利用に関する啓発セミナーを実施しました。このセミナーは、デジタル広告分野に強みを持つ同社が、若年層に特有のSNSリスクを解説することを目的としています。特に焦点を当てたのは、新たなSNSアプリ「BeReal」であり、情報や事例を通じて理解を促進しました。
セミナーの内容
最新のSNS動向について
当日は、サイバーエースのマーケティング本部統括である貫場友介氏が、最新のSNS利用状況とその活用法について講演を行いました。特に高校生に馴染みのあるアプリ「BeReal」の利用状況を取り上げ、実際の事例を挙げながら具体的に解説しました。講演で取り上げられたトピックには以下が含まれています。
1. 位置情報のリスク
SNSには投稿時に付随する位置情報があるため、無意識に自身の居場所を他人に知られるリスクがあります。貫場氏は、プライバシーを守るために位置情報サービスをオフにすることの重要性を強調しました。特に、友人だけでなく不特定多数の人々に居場所を知られる危険性について、具体的なシナリオを取り入れながら説明しました。
2. 投稿の際の注意点
写真やメッセージを投稿する際、半永久的にインターネット上に残る可能性があることを生徒に伝えました。個人情報や機密情報が流出するリスクがあるため、安易な情報の共有を避ける意識の重要性についても触れました。
3. 加工された画像の影響
SNS上にあふれるフィルターや加工された画像が、閲覧者に与える心理的影響について考察しました。美化された画像の背後にある現実とのギャップを理解し、心の健全さを保つための心構えを伝えました。
4. AI技術とSNSの未来
急速に進化するAI技術がSNSにどのような影響を及ぼすかについても触れました。便利さと共に、ディープフェイクや誤情報の拡散といった新たなリスクも出現しているため、AI時代に必要なリテラシーについても一石を投じました。
5. Z世代のSNS利用傾向
最後にZ世代の高校生たちにとってのSNS利用の実態やトレンドについてのデータを提供し、自らのSNS文化を客観的に見つめなおす機会を作りました。
今後の取り組み
サイバーエースは、このセミナーを契機として収集した情報をもとに、全国の教育現場でのSNSリスクに関する啓発活動を強化する予定です。また、生徒からのフィードバックを広告・マーケティングサービスに活かし、より実効性のあるソリューションを提供することを目指します。
このように、サイバーエースはデジタル社会における安全なコミュニケーションと共に、広告業界としても企業の社会的責任を果たす取り組みを続けていく考えです。今後もZ世代を中心に健全なインターネット活用のサポートを行っていくでしょう。
会社概要
- - 会社名: 株式会社サイバーエース
- - 所在地: 東京都渋谷区渋谷2丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア20階
- - 設立日: 2018年5月1日
- - 代表者: 代表取締役社長 西島 大
- - 事業内容: インターネット広告事業
- - URL: https://cyberace.co.jp/