循環型社会の推進
2023-07-03 12:00:02
株式会社ユニバーサル園芸社の取り組みが目指す循環型社会とは
輪になった緑、株式会社ユニバーサル園芸社の挑戦
近年、環境問題が深刻化する中、企業の社会貢献への姿勢が問われています。特に、廃棄物の問題は多くの業界に共通する課題ですが、特にグリーンレンタル業界における植物の廃棄問題は深刻です。ここに注目すべき企業が、株式会社ユニバーサル園芸社です。
ロスグリーン活動のスタート
ユニバーサル園芸社は、観葉植物を扱うグリーンレンタルを主力業務としている企業であり、様々な取り組みを通じて地球環境に配慮した事業展開を行っています。その中でも特に注目すべきは、自社の温室で行う「ロスグリーン活動」です。この活動は、お客様の元で不要になった観葉植物を無駄にせず、適切に再生することを目的としています。
実際、同社は創業以来20年以上にわたり、年間約2200鉢、累計約44000鉢の植物を再生しており、観葉植物の消費が加速する現代においても、廃棄問題に取り組む姿勢を堅持しています。
樹木リサイクルとバーク堆肥の作成
また、ユニバーサル園芸社は、再生が難しい植物や葉を無駄にしないために、樹木リサイクル事業にも力を入れています。具体的には、リサイクルできない植物の素材をバーク堆肥として再生し、新たな価値を生み出すことを目指しています。
このプロセスでは、まず厳しい基準を満たす樹木を選別し、特別な機材を駆使してチップ化。その後、土壌で発酵しやすい状態に粉砕・加工することで、オリジナルのバーク堆肥が完成します。このように、無駄を生じさせずにリサイクル資源を活用することが、同社の中核的な取り組みとなっています。
今後の展開と展望
さらにユニバーサル園芸社は、バーク堆肥を自社の事業で使用するだけでなく、「the Farm UNIVERSAL」や「園芸ネット」などのプラットフォームを通じて販売を行う予定です。卸売りにも取り組むことで、広く廃棄樹木を受け入れ、再生のセクターを強化していく方針です。
このような取り組みを通じて、ユニバーサル園芸社は地球環境に対する意識を広め、業界全体のリーダーシップを取る決意を示しています。グリーンビジネスが未来の持続可能な社会にどのように貢献できるか、その可能性を感じさせる取り組みがここにあります。
「無駄を生じさせず、再生可能な未来を切り開く」というユニバーサル園芸社の姿勢は、他の企業にも響く内容です。循環型社会への一歩を共有することで、より良い未来を持続させる為の意識が高まることを期待しています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ユニバーサル園芸社
- 住所
- 茨木市佐保193-2
- 電話番号
-
072-649-2266