次世代の働き方を支える岡崎製材の新オフィスが受賞

岡崎製材の新たな挑戦「オフィス・ラボ」

愛知県岡崎市に位置する、百年を超える歴史を持つ岡崎製材株式会社が、次世代戦略型オフィス「オフィス・ラボ」を新たに設計・施工し、初挑戦となる「第38回日経ニューオフィス賞」において「中部ニューオフィス奨励賞」を受賞しました。この受賞は、同社の努力と創意工夫が高く評価された結果であり、特に高性能の省エネ設計が注目を集めました。

オフィス・ラボの高性能設計

「オフィス・ラボ」は、2024年4月に竣工予定で、今までにないオフィスの形が期待されています。創業以来、建築木材卸からリノベーション、不動産業、木製品の製造販売まで多岐にわたる事業を展開してきた岡崎製材が、営業拠点の建替えを機に新たに挑戦したこのオフィスは、自社設計・施工によるものです。

このオフィスの魅力は、なんといってもその省エネ性能です。光熱費を約50%削減する高性能仕様となっており、太陽光発電や蓄電池、さらには電気自動車を活用したエネルギー自給自足システムを導入しています。さらに、耐震等級3を取得して安全面にもしっかり配慮しています。

健康と快適性を追求した設計

「オフィス・ラボ」では、健康維持にも配慮がなされており、高断熱・高気密設計に基づいています。その結果、免疫力を高める効果が期待できる環境が提供されています。また、空気環境を向上させるための換気設備を搭載しており、CO2濃度を感知して換気を行う仕組みが導入されています。

さらに、給気口には花粉フィルターが装備され、春先には特に気になる花粉やPM2.5をシャットアウトします。こうした配慮が健康増進をサポートし、ワークスペースとしての快適性を高める要因となっています。

新しい働き方を提案する空間

オフィス・ラボには、自由な働き方を実現するための多様な施策が組み込まれています。利用者が集うダイニングキッチンや、くつろぎのスペースとしての畳コーナーが設置され、社内交流の場としても機能しています。このような工夫により、オフィスはただの仕事場ではなく、コミュニケーションと創造性を生む空間として再定義されています。

まとめ

岡崎製材株式会社の「オフィス・ラボ」は、自社での設計と施工により次世代のオフィスの在り方を示しています。省エネ性能や安全性、健康への配慮はもちろん、職場環境の快適性や働き方の多様性を実現するための工夫が施されています。これにより、岡崎製材は今後のオフィスづくりのモデルケースとして、多くの企業に影響を与える存在となることでしょう。