BoomiとOdooの連携がもたらすシステム統合とDXの加速

BoomiとOdooのAPI連携によるシステム統合とDX加速

株式会社アルベナ（東京都千代田区、代表取締役：相馬智之）は、iPaaS（Integration Platform as a Service）分野でのリーダーであるBoomi™プラットフォームと、統合型ERP Odooの連携に関する実証実験を成功裏に終了したことを発表しました。この成果は、企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進するうえでも重要なステップとなります。

API連携の仕組み

今回の連携では、Odooの標準APIを用いてRESTライクなデータ連携を利用しました。これにより、高度なプログラミング知識がなくとも、Odooと各種SaaSや社内システムとの迅速で効率的なデータ連携が可能になります。Boomiの直感的なビジュアルインターフェースを使用することで、これまで課題とされていたOdooと他システム間のデータフローの設計や自動化も実現可能となりました。

具体的な連携例

以下は、BoomiとOdooの連携によって可能になった具体的なシナリオです。

- ECサイトとの連携

ShopifyやMagentoなどのプラットフォームからの注文情報が、Boomiを介してOdooにリアルタイムで反映されることで、販売・在庫・会計処理の自動化が実現しました。

- CRM/SFAとの連携

SalesforceやHubSpotの顧客・商談データをBoomi経由でOdooのCRMモジュールと双方向で同期できます。

- レガシーシステムとの連携

オンプレミスの基幹システムやデータベースもBoomiを介してOdooと接続が可能で、全社的なデータ基盤が構築できます。

企業が得られる3つのメリット

1. 開発スピードとコスト削減

Boomiを利用することで、Odooとの柔軟な連携が迅速に構築でき、従来数か月かかっていた開発が数週間、または数日で終了することが可能になります。これにより、開発コストの大幅な削減が実現します。

2. 業務効率の向上

手作業によるデータ入力を減らし、業務プロセスの自動化が進むことで、従業員は価値の高い業務に集中できるようになり、企業全体の生産性が向上します。

3. データドリブン経営の推進

社内外に分散しているデータをOdooにリアルタイムで集約し、統合することで、より迅速かつ正確な情報に基づいた意思決定が可能となります。

今後の展望

今後、株式会社アルベナは、主要な業務シナリオに対応した連携テンプレートの拡充を進め、顧客が速やかに導入効果を実感できるソリューションを提供していく所存です。また、Odoo導入のコンサルティングからBoomiを使った連携開発、運用保守までをワンストップで支援し、お客様の事業成長に寄与するDX推進パートナーとしての役割を果たしてまいります。