就職活動の変化と長期インターンの必要性
近年、就職活動のスケジュールが大きく変わってきています。従来の3月1日就活解禁の概念は、今や形骸化しつつあり、多くの学生が早期に準備を進めています。リクルート就職未来研究所の調査によると、2026年卒業の就活生の内定保持率は、前年同時期に比べておよそ15.4ポイントも増加し、39.3%に達しました。この結果からも、学生たちの就職活動が大幅に早まっていることがわかります。多くの学生が積極的にインターンシップに参加し、就活が大学3年生の夏にピークを迎えると考えられています。
長期インターンとは
このような変化の中で、今注目を浴びているのが「長期インターン」です。これは、学生が1ヶ月以上の有給で企業での就業体験を行うもので、海外では既に広く普及しています。日本においても、この新たな採用手法は注目されています。
「Infra」という長期インターンサイトは、2015年のサービス開始以来、学生登録数が累計12万人を超え、特に過去3年間でその数が2倍に増加しています。その背景には、長期インターンが持つ多くのメリットがあるのです。
長期インターンの利点
長期インターンに取り組む学生は、自己成長や実務経験を求める意欲が高く、通常のアルバイトと比べてもキャリア形成への意識が強いです。また、企業にとっても長期インターンにはいくつかの利点があります。
1.
早期接触による優れた人材の確保: 大学1~2年生からの接点を持つことで、企業ブランドを保ちながらも自社の魅力を引き立てることができます。
2.
企業文化や価値観のマッチング: 最低1ヶ月以上働くことで、学生が企業を深く理解し、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
3.
入社前のスキル育成: 実務経験を通じて、学生はスキルを磨くことができ、入社後すぐに戦力として活躍できる可能性が高まります。
Infra Awardの開催
こうした背景から、「Infra」は新卒採用手法としての長期インターンの成功事例を表彰する「Infra Award」を開催します。イベントでは、長期インターンを取り入れることで採用成功に繋げた企業の事例紹介や、最新市況の解説を行います。
- - 日時: 2025年3月14日(金) 17:00~20:00
- - 場所: 株式会社Legaseed本社
- - 参加費: 無料
プログラムには、長期インターンシップの市場動向の解説、成功企業の事例紹介、パネルディスカッションなどが含まれています。特に、優秀な新卒人材を確保した企業の実例も紹介される予定です。
結論
長期インターンは、今後の新卒採用市場において重要な役割を果たすことが期待されます。企業が学生に対し、早い段階から魅力を伝えることで優秀な人材を確保し、長期的な成長に繋げることが求められています。今回の「Infra Award」を通じて、次世代の人材獲得や育成戦略について考える貴重な機会となるでしょう。