熊本の食育授業、若手社員が伝える「ぷちまる君」の魅力

2025年6月17日に熊本県天草市立五和小学校で行われる食育授業が注目を集めています。今回の授業では、熊本県産の大麦を使用した「ぷちまる君」を提供する西田精麦株式会社の若手社員が中心となって、5・6年生の児童に向けて「食の大切さ」を楽しく伝えることが目的です。

この授業では、ただ知識を教えるだけでなく、児童たちが主体的に参加できるプログラムが組まれています。具体的には、大麦に関するクイズを取り入れたり、オリジナルの「学びノート」を使用して、大麦の栄養素や製造工程を探るワークショップが展開されます。これにより、子どもたちは食育を通じて、毎日の食事が健康に与える影響を実感できるでしょう。

「ぷちまる君」は、熊本県産の大麦を使っており、もっちりとした食感が特徴的です。こどもたちでも食べやすいように設計されています。そのため、子供たちにとっては身近な存在であり、普段の給食で食べることからも、興味が湧くことでしょう。授業では、健康をサポートする栄養素についても触れ、どのように食が健康に寄与するのかを考えます。

授業の目的は、給食で食べている麦ごはんへの理解を深めること、そして食への関心や感謝の気持ちを育むことです。子どもたちはこれにより、日常の食生活に対しての興味を持ち、将来の食選択に影響を与えることでしょう。

西田精麦株式会社は1929年に設立され、品質の高い大麦の精麦・加工を行なってきています。最近では、自社製の九州大麦グラノーラも日本雑穀アワード2024で金賞を受賞するなど、その品質は業界でも高く評価されています。これらの経験を活かし、食育授業を通じて地域貢献を果たす姿勢は、企業の社会的責任としても大いに賞賛されるものです。

さらに、授業の補助教材として、若手社員が手がけた「学びノート」は、クイズやイラストを通じて、子どもたちが興味を持ちやすい内容に仕上がっています。このノートは授業の参加者全員に無料で配布され、家庭でも使えるように工夫されているため、授業の影響を持続させる役割も果たします。

西田精麦の取り組みは、食育を通じて健康的な生活を促進するだけでなく、地域や次世代への食文化の継承にもつながる大変意義のあるプロジェクトです。今後も多くの人々に、健康のための食事の選択を考えるきっかけを提供し続けることが期待されます。