マネーツリー、日本ビズアップと連携
マネーツリー株式会社が、日本ビズアップ株式会社が提供する「BIZUP経費精算」に、自社の「Moneytree LINK」を導入したことを発表しました。この連携により、ユーザーは法人及び個人の銀行口座、クレジットカード、電子マネーの取引明細を自動で取り込むことが可能となり、手動での経費データの登録が不要になります。
経費精算の重要性
企業にとって、経費精算業務の効率化と正確性の向上は経営上の大きな課題です。多くの企業では、経費申請時に手動で明細を入力したり、領収書との照合作業が求められ、経理担当者や申請者に大きな負担がかかっています。特に、クレジットカードや電子マネーが普及する中、これら取引データを効率良くシステムに取り込むニーズが非常に高まっています。
手入力からの解放
「Moneytree LINK」の導入により、従来のように明細を手作業で入力する必要がなくなりました。これにより、経費精算業務の効率が大幅に改善され、金額や日付のミス、経費申請の漏れなどの人的エラーも軽減されます。これらのリスクが減少することで、経費管理の正確性も向上します。
BIZUP経費精算のイノベーション
「BIZUP経費精算」は、スマートフォン一つで経費申請から承認までを簡素化できる仕組みを提供しています。クレジットカードや電子マネー、銀行明細を自動で取得し、入力ミスを防ぎます。また、交通費についてもICカードや乗降駅の入力から自動計算を行い、領収書撮影によるAI-OCRを使用して日付、金額、支払先を自動的に読み取ります。さらに、電子帳簿保存法にも対応しているため、ペーパーレス経理が実現できます。
今後の展望
マネーツリーは、経費精算分野における金融データの連携のスタンダードを目指しており、さらなる企業の業務効率化に貢献することを目指しています。今後も会計や経理システムとの連携を強化し、企業のバックオフィスDXを支援していく考えです。
日本ビズアップの背景
日本ビズアップは1999年に設立され、クラウド型の業務支援システムの開発・提供に注力しています。本社は東京都港区に位置し、同社の提供する「BIZUP経費精算」は、多くの企業がその利便性を評価しています。
マネーツリーの成り立ち
マネーツリーは2012年に日本で設立され、金融データプラットフォーム「Moneytree LINK」を基に、個人向け資産管理サービスや企業向けデータ連携サービスを手掛けています。国内では、金融・会計業界の標準APIとして認知され、信頼されるデータプラットフォームの構築を進めています。
Moneytree LINKの特徴
「Moneytree LINK」は、国内の2500以上の銀行口座、クレジットカード、電子マネーおよび証券口座のデータを集約して提供するAPIです。業界最高水準のセキュリティやプライバシー保護、透明性を実現しており、現在、各方面での活用が進んでいます。具体的には、三井住友銀行や多くの地方金融機関、さらには約100社に採用されていることから、その信頼性が伺えます。
まとめ
例えば、経費精算業務における手入力作業をなくし、業務効率化を実現するマネーツリーと日本ビズアップの連携は、今後のバックオフィス業務において注目すべき動きです。企業はこの新しい仕組みを取り入れることで、業務負担を軽減し、経費精算の精度を高めることができるでしょう。