鈴与株式会社が行った寄付活動の意義
静岡市に本社を構える鈴与株式会社が、この度『第31回マッチングギフト』として静岡市内の福祉団体に対して総額250万円の寄付を実施しました。この取り組みは、社員の給与から得られた募金に対し、全額を上乗せする形でおこなわれ、地域社会の福祉向上に寄与しようというものです。
マッチングギフトの仕組み
鈴与株式会社では、全社員が給与天引きで毎月100円ずつ積み立てた募金を企業が同額分支援するという形で、寄付を行っています。これにより、今年は静岡市内の16団体に対して、各団体が必要とする物資の購入などに利用される寄付金が贈呈されました。
社員の共感を基にした寄付先の選定
寄付先の決定に際しては、鈴与の全社員に各団体の活動内容を共有し、その中からどの団体が最も必要としているかを従業員の意見を基に選定しました。こうすることで、寄付がより効果的に活用されることを目的としています。
経営理念「共生」の具体化
この寄付活動は、鈴与の経営理念である「共生」の具体化に他なりません。代表取締役副社長の西尾忠久氏も、今回の寄付が地域社会に恩返しをする一環として非常に重要だと強調しています。地域で培った関係を大切にし、今後も支援を続ける観点から、この活動はますます重要になることでしょう。
地域の福祉課題への対応
社会福祉法人静岡市社会福祉協議会の会長である三重野隆志氏は、近年の社会情勢や新型コロナウイルス感染症の影響により発生したさまざまな福祉課題についても触れ、鈴与の支援が一人一人の安心して自分らしく生きるための地域社会の実現に貢献するものと期待を寄せています。
取り組みの歴史
この『マッチングギフト』は1993年に始まり、今年で31回目を迎えます。これまでに多くの社員が参画し、1,070名がこの寄付活動に参加しています。鈴与は、社員の社会貢献活動を支援し、今後も持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取り組みを強化してまいります。
終わりに
鈴与株式会社のこのような取り組みは、地域社会に対する責任感と感謝の気持ちを具体的な形で表現しているものであり、多くの人々にとって大きな励みとなるでしょう。今後とも地域貢献活動に積極的に参加し、誰もが安心して生活できる社会作りに貢献していくことが期待されます。