創業明治23年、静岡県由比の老舗蒲鉾店「さすぼし蒲鉾」が、一般社団法人静岡UP(海と日本プロジェクトin静岡県)とコラボレーションし、オリジナルパッケージデザインの「しずまえ黒はんぺん」を販売することを発表しました。
このパッケージラベルは、2024年夏に実施された「キッズサマースクール」で、しずまえ鮮魚について学んだ小学生がデザインしたものです。イベントでは、静岡県が誇るしずまえ鮮魚について学び、実際に黒はんぺんの製造工程を見学しました。
小学生たちは、工場見学を通して、原料となる魚の処理から包装までの一連の流れを目の当たりにし、普段食べている黒はんぺんがどのように作られているのかを理解しました。そして、学んだことを活かして、班ごとに意見を出し合い、黒はんぺんの魅力を伝えるオリジナルパッケージをデザインしました。
パッケージには、イベントで学んだしずまえ鮮魚のイラストや子どもたちのメッセージが描かれており、しずまえの海の豊かさを表現しています。
このコラボレーションは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる「日本財団「海と日本プロジェクト」」の一環として行われました。
「しずまえ黒はんぺん」は、2024年11月15日(金)より、静岡市清水区入船町13-15にあるエスパルスドリームプラザ内の「駿河みのり市場」で販売開始されます。今後、清水魚市場河岸の市、遠鉄ストアなどでも販売される予定です。
さすぼし蒲鉾株式会社は、創業から100年以上、伝統製法を守り続け、しずまえ鮮魚を使った「黒はんぺん」を製造しています。看板商品である「黒はんぺん」は、昔ながらの味を守り続けており、多くの人に愛されています。
一般社団法人静岡UPは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、静岡県の海の現状を伝え、海と共生するムーブメントを起こすことを目的に活動しています。
今回のコラボレーションは、子どもたちの海の学びを深め、地域の魅力を再発見する機会となりました。小学生がデザインしたオリジナルパッケージの「しずまえ黒はんぺん」は、しずまえの海の魅力を伝えるとともに、地域活性化にも貢献していくことが期待されます。