Audiblに吉本隆明
2015-12-18 12:35:04

吉本隆明の講演を耳で楽しむ「Audible」に新しいコンテンツが登場

吉本隆明の講演を耳で楽しむ新しいコンテンツ



オーディオエンターテインメントサービス「Audible」は、12月18日(金)から思想家吉本隆明氏による『吉本隆明の183講演』の20タイトルを配信開始します。このコンテンツは、吉本氏の生前の講演をデジタルアーカイブとして保存したもので、彼の貴重な声を耳で楽しむことができます。

吉本隆明氏は、戦後思想界での影響力を持つ文学者、政治活動家、社会思想家として広く知られており、その講演内容は文学、政治、社会、宗教、さらにはサブカルチャーに至るまで多岐にわたります。今回の配信は、元々は糸井重里さん(コピーライターであり日刊イトイ新聞を主宰)の協力によって実現しました。彼は吉本氏との親交も深く、全183回の講演をデジタル化する強い意志を持っていました。

講演の魅力



『吉本隆明の183講演』は、1960年代から2008年までに行われた全ての講演を収録したもので、多彩なテーマを取り上げており、さまざまな視点から人間や社会について探求しています。特に、以下の講演は注目のタイトルです。

  • - 「芸術と疎外」(1964年1月18日、ICU祭特別講演)
ここでは芸術が社会からどのように疎外されるかについて議論されています。

  • - 「生きることについて」(1980年6月21日、佐賀市民会館)
吉本氏が生きる意味や価値について多くの人々に響くメッセージを伝えました。

  • - 「青春としての漱石」(1992年10月11日、紀伊國屋セミナー)
夏目漱石の作品を通し、青春というテーマを深掘りしています。

これらの講演は、講演自体の音声だけにとどまらず、言葉の背景にある彼の哲学や思考の流れを感じることができ、聴く者に深い感動を与えます。

吉本隆明のプロフィール



吉本隆明は1924年に生まれ、東京工業大学で学んだのち、詩作や評論活動を始めました。彼の著作は多岐にわたり、その中には『共同幻想論』や『言語にとって美とはなにか』などがあります。吉本氏は、いわば戦後の思想界の巨人としての地位を築いてきました。彼の言葉は、常にその時代の社会に大きな影響を及ぼしてきつつあります。

デジタルアーカイブの重要性



糸井重里さんは、吉本氏の講演が未来でも聴かれるべき価値があると強調しています。アナログテープで記録された音声は、自然に劣化していくため、デジタル化は貴重な歴史的記録を守るための重要な手段です。このプロジェクトは、吉本氏の思考を未来に繋げる一歩でもあります。

「Audible」では、これからも追加の講演を毎月配信することを予定していますので、ぜひ耳を傾けてその知恵を受け取ってみてください。

Audibleの魅力



Audibleは、オーディオエンターテインメントを手軽に楽しむためのサービスで、多くのジャンルにわたる豊富なコンテンツを提供しています。月額制で、通勤中や家事をしながらでも簡単にアクセスできる柔軟性が魅力です。

このように、オーディオコンテンツは新たな読書体験を提供しており、来たる潮流の中で、Audibleはその先駆けとして進化を続けています。ぜひ、この機会に吉本隆明氏の講演を耳で体感してみてはいかがでしょうか。

会社情報

会社名
Audible, Inc.
住所
One Washington Park Newark, NJ 07102
電話番号

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