新たなウェルビーイング研修が登場
株式会社WOWOWコミュニケーションズと株式会社スタートラインは、企業向けに新しい研修プログラム「いきいきと働くための心理的柔軟性:ウェルビーイング経営とACTの実践」を共同開発しました。この研修は2024年9月11日から始まり、心理的柔軟性に重点を置いて従業員の幸福度を高め、労働環境の改善を図ることを目的としています。
ウェルビーイング経営の重要性
近年、企業の成長には従業員の幸福度が不可欠であるとの認識が広まっています。ウェルビーイング経営とは、労働環境を改善し、社員が働きがいを感じる職場を実現する思想であり、これにより企業の生産性も向上します。多くの企業では、健康維持やメンタルヘルスの向上を目的としたさまざまな取り組みが続けられています。
WOWOWコミュニケーションズは、従業員が良好な職場環境を保つために重視している要素として、「人間関係」や「上司との関係」に関する調査結果を受け、組織全体と各部門に向けた施策を実施。また、個人の心理的な側面にも焦点を当てることが企業全体のパフォーマンス向上につながると考え、「心理的安全性」を意識した取り組みに注力しています。
心理的柔軟性とは
「心理的柔軟性」は、しなやかな心のあり方を指します。自分の大切な考えを忘れず、邪魔な感情に惑わされずに行動する力を育むことで、より充実した生活を送ることが可能になります。スタートラインはこれまでに障害者就業支援を通じて、心理的柔軟性を高めるためのアプローチとして、認知行動療法(ACT)を活用してきました。ACTはメンタルヘルスの改善を促進し、仕事のパフォーマンスを向上させる効果があることが知られています。この研修では、従業員が自己の心理的柔軟性を高めることで、職場環境をよりよくすることを目指しています。
ACT(アクト)について
ACTは、Acceptance and Commitment Therapyの略称で、アメリカで発展した認知行動療法の一つです。この療法は、うつや不安、慢性の痛み、依存症など、さまざまな症状への効果が確認されています。また、日常の悩みやストレスに対しても有効であり、医療現場やビジネスの現場、教育、スポーツなど多岐にわたって活用されています。
研修の詳細
この新研修では、ACTの全体像を理解し、自己の「思考や感情」に気づくことの重要性を学ぶことができます。ロールプレイングを通じて、その気づきを体験し、不快な感情にどう対処するかを具体的にトレーニングします。個人やグループで大切にしたい価値を整理し、ストレスの多い状況においても自らが望む行動を選ぶ力を養います。
研修の実施情報
研修は、企業向けに提供され、参加者は心理的柔軟性を高めることを目的としています。詳細情報については、
こちらからご確認ください。また、株式会社スタートラインについては、
こちらからもっと詳しく知ることができます。両社が協力し、障害者雇用の新たな支援を目指す取り組みは、今後の企業文化にも大きな影響を与えることでしょう。