有明ガーデン みんなの菜園
2024-06-27 03:08:15

都市型コミュニティガーデンが誕生!武蔵野大学と住友不動産が「有明ガーデン」で住民参加型の菜園プロジェクト開始

都市と自然をつなぐ、住民参加型のコミュニティガーデン



2024年5月、東京都江東区の複合施設「有明ガーデン」に、住民参加型のコミュニティガーデン「有明ガーデン みんなの菜園プロジェクト」が誕生しました。このプロジェクトは、武蔵野大学工学部サステナビリティ学科と住友不動産商業マネジメント株式会社の共同事業で、都市におけるサステナブルな暮らしと地域コミュニティの活性化を目指しています。

プロジェクトでは、有明ガーデン内に設置されたコンテナ型の菜園で、地域住民が共同で野菜やハーブを栽培します。参加者は、植物の手入れや収穫、自然体験ワークショップを通じて、都市の中で自然と触れ合い、そのサイクルを体感できます。

「有明ガーデン みんなの菜園プロジェクト」は、単なるガーデニング体験にとどまりません。参加者同士の交流を促進し、地域への愛着や誇りを育むことを目的としています。武蔵野大学サステナビリティ学科の専門知識を活かし、参加者と協力しながら、都市における持続可能なコミュニティ形成を目指していきます。

人と自然、そして地域をつなぐ取り組み



「有明ガーデン みんなの菜園プロジェクト」は、都市における様々な課題解決に貢献する取り組みとして注目されています。

1. サステナビリティの向上: 都市部では、緑地が不足しがちな傾向があります。このプロジェクトでは、都市の中に緑を増やし、生物多様性を促進することで、環境負荷を軽減し、持続可能な都市づくりに貢献します。

2. 地域コミュニティの活性化: 参加者同士の交流を通して、地域住民のつながりを強化し、地域への愛着を高めます。また、世代間交流やボランティア活動など、地域活性化につながる活動にも発展する可能性を秘めています。

3. ウェルビーイングの向上: 自然と触れ合い、植物を育てる活動は、心身に良い影響を与えます。ストレス軽減やリラックス効果、集中力向上など、参加者のウェルビーイング(心身ともに健康で幸福な状態)の向上に貢献すると期待されています。

未来へ向けた取り組み



「有明ガーデン みんなの菜園プロジェクト」は、都市における新しいコミュニティモデルを提案する試みです。人と自然、そして地域をつなぐこのプロジェクトを通して、未来へ向けた持続可能な都市づくりへの貢献を目指していきます。

プロジェクト概要



プロジェクト名: 有明ガーデン みんなの菜園プロジェクト
開催場所: 有明ガーデン(東京都江東区有明2-1-8 有明ガーデンパーク・森エリア)
開催期間: 2024年5月~2025年3月
内容: 共同での野菜・ハーブ栽培、自然体験ワークショップ、地域コミュニティ形成活動

関係者のコメント



武蔵野大学 工学部サステナビリティ学科 明石 修 准教授:

「みんなの菜園プロジェクトは、都市にコミュニティと自然の共有地(コモンズ)を育む社会実験です。参加者が一緒に野菜を育てたり、自然をケアする体験を通じて、自然や人とのつながりを生み、サステナブルでウェルビーイングなコミュニティづくりを目指します。私は、そのような共有地をたくさん作っていくことが、人と地球の健やかさを育むことにつながると考えています。今回の実証研究プロジェクトを通じて新しい都市型コミュニティを提案していきたいと思います。」

住友不動産商業マネジメント株式会社 モール運営部 部長 坂巻 裕太:

「商業施設の一角に農的空間を設けることは、単なる空間の活用を超えた、都市部における地域コミュニティの強化と持続可能性への取り組みです。様々な社会課題を背景に、地域コミュニティの重要性が再認識されており、都市部においても共助の精神に基づくコミュニティの存在は、地域全体の活力を生み出す重要な役割を果たし、地域の魅力向上にも直結しています。持続可能な未来につながる街づくりを通して地域社会に貢献して参ります。」

今後の展望



「有明ガーデン みんなの菜園プロジェクト」は、地域住民の積極的な参加を得て、活発な活動を行っています。今後は、プロジェクトの成果を検証し、都市におけるコミュニティガーデンモデルを確立していく予定です。また、他の地域への展開や、更なるサステナビリティに関する取り組みにも積極的に取り組んでいく予定です。

都市に緑とコミュニティを、新しいライフスタイルの提案



「有明ガーデン みんなの菜園プロジェクト」は、都市の中に自然を取り込み、地域住民の交流を促進する、画期的な試みです。単なるガーデニング体験ではなく、都市におけるサステナビリティ、地域コミュニティの活性化、そして参加者のウェルビーイング向上という、多岐にわたる目的を追求している点が素晴らしいと感じます。

特に、武蔵野大学サステナビリティ学科が持つ専門知識を活かし、プロジェクトを通して地域住民に環境問題や持続可能な社会について考える機会を提供している点は高く評価できます。参加者は、自然と触れ合い、植物を育てる活動を通して、環境問題への関心を高め、日々の生活の中でできることを考えるようになるでしょう。

また、住友不動産商業マネジメント株式会社が、商業施設の一角に農的空間を設けることで、地域住民に新たな価値を提供している点も注目に値します。都市部では、緑地が不足しているため、このような取り組みは住民にとって貴重な機会となります。

プロジェクトを通して生まれたコミュニティは、地域住民にとってかけがえのない場所となるでしょう。参加者同士が協力し、共に学び、成長することで、地域全体に活力が生まれます。

「有明ガーデン みんなの菜園プロジェクト」は、都市における新しいライフスタイルを提案する、先駆的な取り組みです。このプロジェクトが成功し、他の地域にも広がっていくことを期待しています。

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