非サーバー型機密分散ストレージ「furehako®」がIT導入補助金2025に認定
Casley Deep Innovations株式会社(以下、キャスレーディープイノベーションズ)は、東京・恵比寿に本社を構えるディープテック企業です。この度、同社が提供するweb3技術を利用した非サーバー型機密分散ストレージである「furehako®」が、経済産業省による「IT導入補助金2025」の補助対象ITツールとして認定されました。この認定によって、中小企業や小規模事業者は、furehakoの導入費用を最大150万円まで補助を受けることができ、業務効率化への一歩を踏み出すチャンスが生まれました。
IT導入補助金2025とは
IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者のために設けられた制度で、ITツールの導入にかかる経費を一部補助するものです。対象となるのは、ソフトウェアやサービスなど、自社のニーズや課題に応じたITツールで、業務の効率化やデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進することを目的としています。申請者は、IT導入補助金事務局に認定されたIT導入支援事業者とパートナーシップを結ぶ必要があります。
「furehako®」の特長
「furehako®」は、web3.0技術を基盤にしたハイパー・セキュア・ネットワークとハイパー・セキュア・ストレージを組み合わせた製品です。このシステムは、データが安全に取扱われることを確保するために、データ通信を閉じられたネットワーク内で行い、暗号化や断片化を施すことで、高度なセキュリティを実現しています。
具体的には、P2P(Peer-to-Peer)やM2M(Machine to Machine)通信が可能であり、データが分散ストレージ上に安全に保管されます。これにより、企業はデータの真実性やトラッキングを保証されつつ、機密情報が不正利用されるリスクを大幅に減少させることができます。また、導入にはIT導入補助金が活用できるため、コスト面でも多くの企業にとって負担を軽減する大きなメリットがあります。
さらに広がる可能性
「furehako®」の他にも、同社は「furehako LINK」や債務整理システム「Saizo」など、さまざまな製品を展開しています。特に「furehako LINK」は、社外との書類管理をスムーズにするクラウド型ファイルサービスで、web3技術を活用しています。
今後、キャスレーディープイノベーションズは、最新技術を駆使した製品を通じ、中小企業や小規模事業者が抱える課題に寄り添い、業務効率化を支援することを目指します。安全かつ安心なデジタル化の社会を実現するため、同社の取り組みには期待が寄せられています。
会社概要
- - 代表者: 砂川 和雅
- - 所在地: 東京都渋谷区恵比寿4-20-4 恵比寿ガーデンプレイスタワーB1F
- - 研究所: 東京都文京区本郷(東京大学前)
- - 事業内容: ディープテック領域のシステム開発およびプロダクト開発
- 先端技術の研究開発・コンサルティング
まとめ
「furehako」の補助金認定は、中小企業にとってのビジネスチャンスとなるでしょう。技術の進化を背景に、より多くの企業が次世代ストレージの導入を検討し、業務の改善を図ることが期待されています。