社内コミュニケーション
2023-12-13 11:00:03
ありがとうの重要性と社内コミュニケーションの現状を探る
社内コミュニケーションの実態を探る
最近の調査によると、ビジネスにおける感謝の言葉「ありがとう」がどのように意識され、実践されているかが明らかになりました。コロナ禍の影響でテレワークやオンラインでのやり取りが増える中、社内コミュニケーションのあり方が大きく変わり、企業は新たな取り組みを通じて社員同士のつながりを深めようと努めています。
感謝の言葉「ありがとう」はどれくらい交わされているのか?
全国のビジネスパーソン920人を対象にした調査では、54.3%の人々が1日平均3回以上「ありがとう」と言われていると回答しました。しかし、23.6%は「ありがとう」と言われていないと感じており、この数字は一定の懸念を呼び起こします。感謝の表現は、職場の雰囲気に良い影響を与える要素とされているだけに、このギャップがどのように埋められるかが今後の課題です。
相互理解の現状
同調査では、ビジネスパーソンの51.6%が仕事のチームメンバーと相互理解ができていると回答しています。しかし、意外なことに、チームメンバーの悩みやストレスに気づいている人は半数以上がいないという結果も出ました。このことは、デジタル化が精密さをもたらす一方、心のつながりが希薄になっていることを示唆しています。さらに、7割以上が相互理解が仕事の意識に影響を与えると感じており、コミュニケーションの改善が仕事のパフォーマンス向上に寄与する可能性があることが示されています。
社内報と社内ラジオの活用
調査結果によれば、社内報を取り入れている企業は63.4%、また誕生以来新しい形として注目を浴びる「社内ラジオ」は、その手軽さと人柄が伝わりやすい特性から、新たなコミュニケーション手段として推奨されています。特に、社員紹介コーナーは74.5%の人々に理解を深める助けとなっています。社内報の活用は、単なる情報の伝達を超え、職場の結束を強める役割を果たしています。
今後の展望
社内コミュニケーションにおける「ありがとう」という言葉の重要性は変わりません。むしろ、これを意識的に増やすことが新たな社内文化の形成につながるでしょう。また、社員同士が互いに理解し合うための努力が、職場の雰囲気を改善し、エンゲージメントの向上を期待できます。
結論
現在の社内コミュニケーションの現状を理解することは、ビジネスパーソンだけでなく、経営者や部署のリーダーにとっても重要です。「ありがとう」と意識的に伝える文化を育て、相互理解を深める施策を導入することが、職場をより良いものにする第一歩と言えるでしょう。今後、さまざまな企業がこの調査結果を元にした施策を取り入れることが期待されます。
会社情報
- 会社名
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株式会社オフィスエンニチ
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- 大阪府大阪市住之江区南港北2-1-10ATCビル ITM棟10F
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