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顧客価値を最大化する新たな営業支援SaaS「Magic Moment」

株式会社Magic Momentは、顧客との関係性を基盤にした正しい経営判断が可能となる世界の実現を目指し、営業支援のクラウドサービス「Magic Moment Playbook」を展開しています。最近、約6.6億円の資金調達に成功し、さらなる成長が期待されています。

「Magic Moment Playbook」は、顧客エンゲージメントを向上させることを主眼に置いており、営業プロセスや顧客との関係を可視化することで、最適なアクションを提案します。このサービスを導入することで、企業は従来の獲得型営業から脱却し、顧客エンゲージメントを重視した組織設計を進めることができるといいます。具体的には、これにより属人的なスキル平準化が図られ、成約率が向上する効果が期待されています。実際に、LINEや旭化成、USENグループといった企業がこのサービスを導入し、リードから顧客への転換率が10.2倍に達したことが報告されています。

調達した資金は、営業部門やプロダクト、開発チームなどの強化に活用され、他社のSaaS製品との連携を進めて、機能の充実を図る予定です。これにより、より多くの企業に「Magic Moment Playbook」を導入する機会が増えるでしょう。

「Magic Moment Playbook」とは？

このサービスでは、営業チームにおける過去の成功事例をもとにアクションを提案します。例えば、「導入を決定するために電話をしましょう」や「決裁の状況を確認するためにビデオ会議を開きましょう」といった具体的な指示が得られるため、顧客エンゲージメントを高める支援を行います。

また、CRMやマーケティングオートメーションツールとの連携によって、リアルタイムで情報を同期できる機能も搭載しています。これにより、各ツールが持つ情報を効果的に活用することが可能になります。さらに、Magic Momentのスタッフが導入企業の営業メンバーとして活動し、顧客エンゲージメントを起点にした営業組織の形成に寄与する効果も期待されています。

投資家の期待

『DCMベンチャーズ』の本多央輔氏は、「最近の顧客中心の経営へのシフトに伴い、顧客エンゲージメントを向上させるMagic Momentのソリューションへのニーズが高まっています」とコメント。チームの実行力にも期待を寄せています。

また、DNX Venturesの倉林陽氏は、Sales AutomationやCRM市場に注目しており、「Magic Momentが提供するプラットフォームは、新しい機能の開発と他サービスとの連携を強化し、顧客の売上拡大に寄与します」と述べています。

会社概要

設立は2017年3月、事業開始は2018年9月で、代表取締役CEOは村尾祐弥氏です。「Magic Moment Playbook」などの営業支援サービスを提供しており、全32名の従業員を擁しています。特に、セキュリティ面ではISO/IEC 27001認証を取得するなど、安心して利用できる体制を整えています。

Magic Momentは、今後も顧客価値を高めるための革新を続けていくことでしょう。

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