「とろけるふとん」の製造現場を大公開
株式会社ディーブレスの子会社である丸三綿業株式会社は、消費者に向けて自社の製造現場をYouTubeチャンネル「Making Z~すばらしい世界の職人技~」で公開しました。この取り組みは、消費者に対して同社の製品である「とろけるふとん」がどのように作られているのか、そしてそのこだわりを伝える素晴らしい機会です。
丸三綿業の歴史と技術
丸三綿業株式会社は、1938年に創業し、80年以上の歴史を持つ寝具製造メーカーとして知られています。創業当初は「富澤三四郎商店」としてスタートし、以降は一貫した生産体制のもとで布団製造に関する基本技術を確立してきました。国内での製造に強くこだわりながら、熟練の職人と最先端の設備を駆使して、安全で品質の高い製品を提供しています。
YouTubeで流れる映像では、「とろけるふとん」の中綿の原料が製造される過程から、最終製品の仕上げまでの一連の工程が紹介されています。この映像は、熟練の職人による手作業と先端技術が融合した「メイドインジャパン」の誇り、高度な技術力を見せつけています。また、持続可能な素材の利用に対する取り組みにも注目が集まっています。
研究開発型寝具メーカーの挑戦
丸三綿業は、単なる寝具メーカーではなく、研究開発型の企業としても位置付けされています。多様な独自素材や特許技術を保有し、特に「快適な睡眠環境の創造」を企業理念に掲げています。この理念を実現するため、ウールや高機能化繊維などの天然素材から新しい中綿素材を開発しています。
特筆すべきは、数々の特許技術の存在です。たとえば、獣毛繊維のスケールを除去する「NON-Chlo17 エコスケールオフ加工」や、ウール繊維を特定の方法で成形する「CROSS FORMING」技術など、高度な製造技術が数多く登録されています。
直接体感できる快適な睡眠
「とろけるふとん」は、同社の技術を駆使して開発された製品です。特許技術の「Treatment」加工によって、ふんわりとした柔らかさと高いボリュームを実現しています。このふとんは、夏でも快適に使用できる特徴を持ち、家庭での手洗い洗濯も可能です。こうした利便性は、現代のライフスタイルに十分に対応しています。
将来に向けた取り組み
丸三綿業は、開発と製造の密接な連携を重視し、製造ラインに隣接した開発室を保持しています。これにより、原料の選定から試作まで一貫した体制を築いており、科学に基づく製品開発を進めています。また、将来的にはOEM供給や共同開発にも力を入れていく予定で、ビジネスパートナーの募集も行っているため、今後の展開にも期待が寄せられます。
日本の睡眠文化を背景に、丸三綿業はさらなる成長を目指しています。「とろけるふとん」を通じて、消費者に快適な睡眠生活を提供し続けることが、彼らの役割です。