リモート希望エンジニア
2023-05-18 10:00:05
ITエンジニアの転職意向、リモートワーク不可で低下~新たな企業期待とは~
ITエンジニアの転職意向、リモートワーク不可で低下
新型コロナウイルスの影響が和らいだ現代、ITエンジニアたちの働き方はどのように変わっているのでしょうか。また、リモートワークに対する彼らの好みや、その結果企業に求められる新たな期待について考察してみましょう。
現在のリモートワークの状況
最近の調査によると、2023年に入ってからITエンジニアのフルリモートワークを行っている割合が顕著に減少しています。具体的には、コロナ禍の2022年には全体の60%がリモートワークを5日以上行っていたのに対し、現在では30%に留まっています。これは、パンデミックから回復しつつある働き方が以前の形に戻りつつあることを示しています。
リモートワークを続けたいエンジニアたち
驚くことに、調査によると、8割以上のエンジニアがパンデミックが収束した後もリモートワークを希望していると言います。この理由として、通勤にかかる時間や体力が奪われないこと、また自宅で集中して仕事ができることが挙げられました。特に家庭の事情でリモートを選んだエンジニアにとっては、この働き方が今や日常になっています。
一方で、リモートワークを望まないという意見も存在します。若手のエンジニアは直接指導を受けられる場が必要であり、また仕事の進捗を上司に報告する際に対面でのコミュニケーションが重要だと考えています。
エンジニアの新たな期待
リモートワーク環境下でエンジニアが企業に求める必要条件は、リモートワーク補助や手当、柔軟な勤務形態の導入、円滑なコミュニケーションの仕組み、そして公平な評価や管理体制の設定です。
特に「リモートワーク補助・手当」に関しては、在宅作業にかかる費用を企業が負担してほしいとの要望があります。例えば、ネット料金や電気代、さらには業務に必要な道具の購入支援などです。これにより、在宅勤務の際の負担感を軽減し、より効率的な仕事ができると考えられています。
転職意向への影響
エンジニアたちのキャリア選択においてもリモートワークは重要な要素となっています。調査において、転職先の企業がリモート勤務を認めていない場合、8割のエンジニアが転職意向が下がると答えています。このことからも、今後のエンジニアの採用戦略としてはリモートワークの導入が不可欠であることが浮かび上がります。
一方、転職先がリモート不可でも問題ないと答えるエンジニアも存在しており、その理由には「給与や福利厚生が重要」といった実利的な考えが含まれていました。この点からも、リモートワークだけがキャリア選択の決め手ではないことがわかります。
終わりに
この調査から、ITエンジニアたちのリモートワークに対する意見や要望は多様であり、企業は彼らのニーズに寄り添った働き方の整備が求められています。リモートワークがもたらす柔軟性と効率性を評価しつつ、一方で対面でのコミュニケーションも重要視されるこれからの職場環境で、どのように両者をうまく調和させることができるのかが、企業の大きな課題と言えるでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社ギークニア
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- 東京都豊島区南池袋1-16-20ぬかりやビル6階(郵便箱42番)
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