琉球大学病院のCLOMO MDM導入の背景
株式会社アイキューブドシステムズは、エンタープライズ向けのモバイル管理ソフトウェア「CLOMO MDM」を提供しており、最近琉球大学病院がその導入を決定したことを発表しました。琉球大学病院は、沖縄県宜野湾市に位置する特定機能病院であり、地域医療の中核としての役割を果たしています。
病院が2025年に新しい施設へ移転するにあたり、医療現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させるために、約1,300台のAndroidスマートフォンとフィーチャーフォンを導入しました。この新しいモバイル端末の導入は、従来のPHSを基盤とした通信からの進化を遂げ、業務の効率化を図るための重要なステップとなりました。
モバイル端末の導入経緯
琉球大学病院では、PHSの運用を終了するタイミングで、全職員のニーズを考慮し、必要な通信手段の見直しが行われました。その結果、業務プロセスの最適化に向けた新しい技術の導入が急務となったのです。「CLOMO MDM」は、この変革の一環として採用され、単なる端末の配置換えに留まらない全体的な業務改善が期待されています。
CLOMO MDM導入による効果
「CLOMO MDM」の導入によって、琉球大学病院の業務は大きな進化を遂げました。これにより看護部門では、PHSやPDAを複数持つことから解放され、スマートフォン1台で通話、記録、情報共有が可能となりました。このシンプルな統合により、業務の動線が短縮され、職員の負担も軽減されました。
また、医師たちは救急時に必要な情報を素早く確認できるようになり、院外の専門医との連携が容易に実現。迅速な意思決定と対応が求められる医療現場において、モバイル端末の利便性は計り知れません。
さらに、「CLOMO MDM」によって、1,300台を超える端末の一元管理が可能になり、利用状況の可視化が進みました。職種ごとに適切なアプリケーションを配信し、ソフトウェアのアップデートも段階的に管理できる体制が整いました。この柔軟性は、現場の要望に応えるための重要な要素です。
医療機関におけるDXの重要性
琉球大学病院からは、以下のようなコメントが寄せられています。「CLOMO MDMを導入することで、誰がどこで端末を使用しているかの可視化が実現。これにより資産管理と業務の最適化が大いに進みました」と担当者は語ります。また、医療DXの視点からも、モバイル端末は単なる通信機器ではなく、業務支援の重要なインフラとして位置づけられています。
今後の展望
アイキューブドシステムズは、「CLOMO MDM」をはじめとするサポートや機能の強化に注力し、クライアントのさらなる変革を支援する姿勢を見せています。クラウドとモバイル技術の融合により、医療現場のデジタル化が進む中、安心して業務を遂行できる環境づくりをお手伝いすることが使命です。
CLOMOの特長
「CLOMO」は、法人向けクラウド型のセキュリティ管理ソフトウェアで、スマートデバイスの一元管理を実現します。多様な端末に対応し、業務の効率化を図るだけでなく、安全性も確保されているため、企業においても安心して導入が可能です。
まとめ
琉球大学病院が「CLOMO MDM」を導入することで、医療現場での効率的な業務処理が実現されました。この取り組みは、沖縄県の基幹医療機関としての役割を果たすだけでなく、医療DXの最前線を行く事例として注目されています。今後も、アイキューブドシステムズの提供する最新技術とサービスに期待が寄せられています。