組子技術の受賞
2021-12-06 17:52:44
飛鳥時代から受け継がれる木工技術が気候変動対策で受賞
日本の伝統木工技術「組子」が受賞
日本の伝統的な木工技術「組子」が、気候変動に対する取り組みで注目を浴び、環境系コンテストで見事に二つの賞を受賞しました。この技術は、飛鳥時代から続くもので、日本独自の美しいデザインを特徴としています。ここでは、受賞した内容とその背景について詳しくご紹介します。
二つの受賞内容
気候変動アクション環境大臣表彰
まず、受賞した一つ目の賞は「気候変動アクション環境大臣表彰」です。これは、環境省が気候変動対策を推進する一環として設けたもので、過去23回の歴史を有する表彰制度です。タニハタの活動が評価され、受賞した活動タイトルは「伝統木工技術『組子』で取り組む気候変動対策」です。この活動は、気候変動を防止するための普及と促進が求められる部門で受賞しました。
ウッドデザイン賞
もう一つは「ウッドデザイン賞」で、国産材を積極的に利用することの重要性が背景にあります。人工林が本格利用の時期を迎える中で、手入れをしない森林は台風や大雨による土砂災害のリスクを高めるため、森林全体のCO2吸収を向上させるための取組が求められています。「ウッドデザイン賞」では、国産材を使用した優れた製品や取組に対して評価を行います。タニハタの「麻の葉ちらしシリーズ」がライフスタイル部門で奨励賞(審査委員長賞)を受賞しました。
受賞式の詳細
受賞式は12月8日(水曜日)に東京ビッグサイトで開催されます。受賞の知らせは、多くの関係者や製品のファンにとって喜ばしいニュースとなるでしょう。タニハタでは、受賞を機に、より一層の活動を推進していく考えです。
今後の展望
組子は小さな技術ではありますが、これからも職人と共に誇りを持って「100% made in Japan」と称する製品を海外に届ける活動を続けていきます。伝統技術を現代に合わせて進化させながら、環境問題にも取り組む姿勢は、多くの人々に感動を与えることでしょう。
「組子技術」が気候変動対策において受賞したこの機会が、日本の木工技術が持つ可能性を証明するものとなることを願っています。今後もこの技術が広まり、多くの人に愛されることを期待しています。
会社情報
- 会社名
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株式会社タニハタ
- 住所
- 富山県富山市上赤江町1-7-3
- 電話番号
-
076-441-2820