医療現場の救世主!オフグリッド型PCR検査室が登場
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、PCR検査室の必要性が高まっています。この度、EMCcore株式会社が設計した「オフグリッド型簡易陰圧PCR検査室」が、新たな解決策として注目を集めています。この検査室は、設置されたその日から稼働可能で、医療現場のニーズに応える形で設計されています。
オフグリッド型簡易陰圧PCR検査室の特長
この検査室の最大の特長は、インフラが整っていない地域でも即座に使用が可能という点です。具体的には、通常の建物と異なり、コンテナを用いた設計により、設置後すぐに運用を開始できます。これにより、災害時や突発的な感染症拡大の際にも迅速に対応できる体制が整います。
また、コンテナを活用することで、将来的な移設や増設が容易になります。これにより、医療機関や自治体が必要とするスピード感を持って対応できます。さらに、この検査室はPCR検査だけでなく、発熱患者に特化した診察室としても利用可能です。
開発の背景
この製品は、一般財団法人聖マリアンナ会からの要請に基づいて開発されました。EMCcoreは日本の建築基準法に準拠した構造体を持ち、設置後には蓄電池システムが標準装備され、簡易陰圧設備も搭載されています。これは、感染症が広がる中で、医療現場が要求する安全対策を考慮した設計です。
利用シーンの多様性
このPCR検査室は、特に新型コロナウイルスの感染が不安視される中で、その用途が広がっています。具体的な利用シーンとしては、次のような場所があります。
- - 病院の駐車場:医療施設がすぐにアクセスできる位置での設置。
- - 公園や大規模駐車場:地域全体で多くの人々を検査するための臨時施設。
- - 発熱外来診察室:病院が発熱患者を受け入れるための専用スペース。
製品概要
「オフグリッド型簡易陰圧PCR検査室」は、価格が2,000万円からで、以下の標準設備があります。
- - 簡易陰圧装置(排気HEPAフィルターユニット)
- - エアコン
- - 水洗トイレ
- - 給水タンク、給湯器
- - 次世代リチウム蓄電池ユニット
- - ハイブリッドインバータ
オプションとして、排水タンクや外部デッキ、ユニット式階段、追尾型太陽光発電装置も用意されています。これにより、使用環境や施設のニーズに応じてカスタマイズが可能です。
企業概要
EMCcore株式会社は、2019年に設立され、清潔な電力供給に注力しています。「発電して蓄電して最適化して消費して、それを管理する」という理念のもと、環境に配慮した電力システムの提供を目指しています。医療用コンテナや災害対応用コンテナの設計と製造も手掛け、社会貢献を図っている企業です。
お問い合わせ先
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この新しいPCR検査室が、今後の医療現場にどのような影響を与えるのか、引き続き注目が必要です。