女性と自己投資の実態
2017-09-27 13:00:34
女性の自己投資意識の変化とスマート投資の普及が進む現状
女性の自己投資意識の変化
10月4日は「投資の日」。この日を前に全国の働く女性800名を対象に実施された調査から、近年の自己投資に関する興味深い実態が明らかになりました。この調査によると、約6割の女性が「自己投資」を行っていると答えており、特にその傾向は年齢と共に変化していることがわかりました。
自己投資の実態
調査によれば、働く女性の61.8%が何らかの形で自己投資を行っており、具体的には旅行や健康管理、スキル向上に割く時間や資金を計上していることがわかりました。面白いことに、年齢が上がるにつれて「ファッション」への投資は減少し、代わりに「健康食品やサプリ」に対する投資が増加しています。これは、自己投資がより実利的な方向へシフトしていることを示しています。
年代別の投資額と方法
毎月の平均自己投資額は約30,000円。特に50代の投資額は44,190円と他の年代に比べて突出しています。一方、20代も高い自己投資をしており、30代よりも多くの金額を投じている結果が出ています。こうした調査データからは、自己投資に対する女性の意識の変化が見て取れます。
さらに、自己投資の手段が進化しており、スマートフォンを利用する「スマート投資」の割合が力量を増しています。自己投資の中で、55.1%がスマホを利用していると回答し、特に20代においてはこの割合が70%を超えています。スマートフォンでの情報収集や予約、決済が簡単に行えるようになったことで、自己投資の選択肢も広がりを見せています。
ボーナスの使い道と投資意識
調査では、夏のボーナスの使い道についても尋ねられ、「貯金」が全世代で最も多い回答となりました。一方、20代のボーナスを株式投資に使う割合は非常に低く、株式投資自体には興味を持っているものの、多くは「難しそう」「資金がない」といった理由で投資に踏み切れていないことがわかりました。しかし、20代女性の51.0%が株式投資に興味を示しており、少額からの投資であれば挑戦してみたいという意見も多く集まっています。
マクロエコノミストの見解
今回の調査結果について、マクロエコノミストである崔真淑氏は、「日本人は貯金を好む国民性があるが、教育次第では投資に対する関心も高まる可能性がある」とコメント。特に、少額から始められる投資サービスの拡充は、より多くの女性にとって投資へのハードルを下げ、経済リテラシーの向上につながるかもしれません。また、崔氏は、基本的な投資知識を身に付けることも重要だと強調しています。具体的には、投資の基礎とも言える複利の考え方を再確認することから始めることが勧められます。
結論
自己投資の実態調査は、女性たちが年を重ねるにつれ、より実利的な方向へと意識を変えていく様子を浮き彫りにしました。また、スマート投資の普及、ボーナスの使い道の変化など、女性たち自身が投資への意識を高めていることも興味深いポイントです。これからの世代がより投資に積極的になっていくことが期待されます。
会社情報
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株式会社One Tap BUY
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