中堅・中小企業向けにソフォス社のセキュリティ製品が登場

中堅・中小企業を守るソフォスの統合セキュリティシステムが始動

最近、テレワークの普及に伴い、サイバー攻撃のターゲットが中堅・中小企業に移行しているという警告が出ています。特に、簡単に入手できる「Dharma」ランサムウェアを利用した攻撃が増加しており、2020年には確認された攻撃の85%がこの企業群を狙ったものでした。これを受け、中堅・中小企業向けに新たなセキュリティシステムが導入されます。

ソフォス社とアクシスの協力

ITシステム開発会社の株式会社アクシスが、ソフォス社と販売パートナー契約を結び、初の試みとして、アクシスから中堅・中小企業向けの統合セキュリティシステムが販売されることになりました。このシステムは、テレワーク環境においても安心して業務を行えるように設計されており、特にセキュリティが脆弱とされる企業に向けて強化されています。

提供される製品

提供される製品は、大きく二つのコンポーネントから成ります。一つは「エンドポイントセキュリティSophos Intercept X Advanced with EDR」であり、パソコンやスマートフォンなどの個別デバイスのセキュリティを強化します。もう一つは「次世代ファイアウォールSophos XG Firewall」で、社内ネットワーク全体を保護します。これらの製品は、エンドポイントとネットワークの連携を強化し、テレワークが流行する中でも堅牢な防御を実現します。

Security Heartbeat技術による特徴

この統合セキュリティシステムの特筆すべき点は、ソフォスの独自技術「Security Heartbeat」にあります。この技術により、エンドポイントとファイアウォールがリアルタイムでコミュニケーションを取り、ネットワーク上の脅威を迅速に特定、エンドポイントの感染を防ぎます。感染が発生した際も、自動的にアクセス制限をかけ、駆除から復旧までをサポートします。

中堅・中小企業の新たな選択肢

これにより、高度な技術を持たない企業でも、安心してセキュリティ対策を行える環境が整い、新しい選択肢が生まれます。特にテレワークを行っている企業には、セキュリティが一層重要になっています。これまで以上に容易に導入できるこのシステムは、今後多くの中堅・中小企業にとって貴重なリソースとなることでしょう。

ソフォス社の背景

ソフォスは、次世代サイバーセキュリティのグローバルリーダーとして知られ、150以上の国で400,000社を超える企業を高度なサイバー脅威から保護しています。業界最前線での技術を活用し、あらゆる規模の企業にエンタープライズレベルのセキュリティを提供するソフォスの取り組みは、中堅・中小企業にとっても魅力的な選択肢です。今後の活躍に大いに期待したいところです。