東京起業の魅力
2018-10-03 12:19:06
フランス女性が語る東京起業の魅力と多文化交流の可能性
フランス出身のマリーヌが、東京での起業に至るまでの経緯をインタビューを通じて深く探ります。彼女が7年前に来日し、日本文化に魅了された理由や、フランスと日本のコミュニケーションスタイルの違いを感じる中で発見したこと、それが「ワードウルフ - あるある人狼」というマルチリンガルゲームの誕生につながった背景について語ります。
日本文化との出会い
マリーヌは、高校時代にフランス社会に馴染めなかった経験を持ち、自己主張が強いコミュニケーションに圧迫感を感じていました。そんな彼女が日本に興味を持ったきっかけは、アニメやJPOP、任天堂のゲームでした。卒業後すぐに来日した彼女は、日本の会話が相手の気持ちを配慮するものであることに感激しました。日本では、強い主張がなくても共感を持って会話が進むことが多く、これに魅力を感じたのだといいます。
「フランスでは、相手の気持ちを寄せるコミュニケーションが少なく、時には冷たく感じることもありました。日本の文化は、自己主張だけでなく、相手を思いやる部分が豊かで、私にとってとても心地よいものでした。」
起業の決意
彼女は、日本での生活を通じ、自身の控えめな性格がこの文化に馴染むことを実感し、そこで生まれたビジネスアイデアが「ワードウルフ」に結びつきました。特にスマホゲームの形式にすることで、コミュニケーションの障壁を減らし、距離のある人でも共感を持って楽しめるゲームを提供したいと考えたと語っています。
「日本では、特に食事中に会話をしない傾向があり、これが若者間の交流不足につながっていると感じています。私は、この文化をゲームを通じて変えていきたいと思っています。」
多文化的視点からの挑戦
共同代表である日本人パートナーとの関係も、マリーヌのビジネスにおける多文化交流の重要性を強調しています。彼は在日韓国人2世であり、二人でさまざまな文化を交わしながら意見を交換することが、起業の道を開くきっかけとなりました。
「私たち二人の経験は、ぜひとも多くの人々に伝えたいです。互いに補い合いながら、文化の架け橋となる存在になれればと思いました。」
ゲームの特長と展望
「ワードウルフ」は、参加者が状況に応じたお題をもとに相手の正体を見破るゲームです。フレンドリーなコミュニケーションを促進しつつ、日本のゲーム文化を世界に広めることを目指しているのです。
「ゲームを通じて、相手と共感し合う楽しさを広め、さらなる交流の場を作っていくのが私たちの目標です。今後も多くの言語に対応していく予定です。」
マリーヌの理想は、文化の壁を越えて日本と世界を結ぶことであり、そのために日々挑戦を続けています。彼女の言葉には情熱と信念が込められており、今後の展開に期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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株式会社Sympathy
- 住所
- 東京都目黒区中央町1-4-22トキワマンション301
- 電話番号
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