2024年の忘年会予算増加傾向と参加人数の変化について

2024年忘年会の予算と参加人数の変化

2024年の忘年会について、会場ベストサーチが実施した調査データに基づいて興味深い結果が浮き彫りになりました。2023年と2024年の忘年会に関する予約問合せデータを比較したところ、予算および参加人数に明らかに増加傾向が見受けられています。

調査概要

この調査は、法人からの問い合わせを中心に行われており、2023年12月の1,207件と2024年12月の1,449件のサンプルを元にしています。予算を検討中のデータは除いて分析を行いました。

主な調査結果

1. 予算上限の上昇
2024年の忘年会では、1人当たりの予算が12,000円以上の高価格帯の問い合わせが前年比で約18.8%増加しています。

2. 参加人数の微増
101人以上の予約が前年比で約3.7%増加しています。
特に101～200人の予約は約6.5%の増加を示しています。

考察

予算上昇の背景

この予算上限の上昇には、現在のインフレや原材料費の上昇といった市場環境の変化が影響していると考えられます。企業は働く環境の充実を図る中で、社員の福利厚生にも配慮した結果がこのデータに現れているのかもしれません。

参加人数の増加傾向

参加人数の増加は、コロナ禍からの回復が影響していると分析されます。大規模イベントの開催が再開される中で、対面でのコミュニケーションの重要性が高まっています。リモートワークが一般化した今、直接会う機会がより必要とされているのでしょう。

結論

2024年の忘年会では、物価変動への対応と同時に、コミュニケーション機会の重視が顕著になっています。会場選定においても、企業はこのような新たなニーズを反映した形でのサービスを求めていると言えるでしょう。

会場ベストサーチは、ポストコロナ時代における宴会マーケットの変化を把握し、今後の調査と取り組みを進めていくとしています。