アクティスがLDcubeのライセンスプログラムを導入
株式会社アクティスは、LDcubeが提供する「ライセンスプログラム」を導入し、社員の教育を強化する取り組みを開始しました。このプログラムは、社内のトレーナーがプロの講師のように研修を実施できるようにするもので、課題解決を図る目的で活用されています。
社内の人事部門を担当する田川輝彦マネージャーは、アクティスの社員が生き生きと働ける環境づくりに注力しています。アクティスは、1989年の設立以来、通信ソフトウエアや車載ソフトウエア、ネットワークシステムの構築・保守など幅広いサービスを提供してきました。そんな中、教育の重要性を再認識し、効果的な研修体制を求めていたアクティスは、LDcubeのプログラムに興味を持ちました。
導入の背景と課題
アクティスは、限られた研修予算の中で如何に人材育成を進めるかが大きな課題でした。多くの予算が専門的教育に偏ってしまい、人事部門には十分なリソースが割かれず、外部講師を利用する機会も少ない状況です。集合研修の高額なコストがネックとなり、特に全国に展開する拠点での研修には頭を悩ませていました。
さらに、社員の定着率を上げるために新たなフォロー活動を始めたものの、今まで研修を受けたことがない社員もおり、対応が急務でした。役職者のコミュニケーション能力向上やリーダー層のスキルアップも大きな課題として認識されていました。
LIFOプログラムとの出会い
田川マネージャーは、「社内講師養成」の選択肢として、LDcubeのLIFOプログラムに目を向けました。このプログラムは、行動科学に基づき、個人やグループの成功を促進するために開発された理論です。LIFOは特にコミュニケーション能力を高めることに秀でており、社員にとっても魅力的な内容でした。
研修の展開と取り組み
アクティスでは、サブリーダー向けにLIFO、リーダー層にはSBRPプログラムを実施しています。LIFOでは、中堅社員の役割理解を深める活動が行われ、中でもコミュニケーションスキルの向上が期待されています。一方で、SBRPはストレス耐性を高めるプログラムで、変化に柔軟に適応できる力を養います。今後は、LIFOプログラムを若手社員にも展開し、社内言語として根付かせる計画を進めるそうです。
導入後の反響と明らかになった成果
導入後、研修の効果を数値化することはまだ難しいものの、高い満足度が得られています。特にLIFOプログラムは好評で、懇親会でも社員が学んだスキルを日常的に活用している姿が見られます。今後も研修を受けていない社員への展開を行い、変化を測定していく方針です。
今後の展望と取り組み
アクティスは研修の効果を定量的に把握し、継続的な改善を図ることを目指しています。3年目の社員にもLIFOを展開し、チームごとに柔軟な研修を進めていく計画です。社員が自らキャリアを切り開く意識を持てるように、会社として全力でサポートし、教育を通して組織全体の成長に結びつける意志を示しています。今後も多様な社員の成長を促進しながら、一貫した教育体制を強化していくことで、より強固な組織作りを目指すとしています。