女性の社会的活躍を支える未病改善プロジェクトが始動
NTTプレシジョンメディシン株式会社は、2024年10月1日、神奈川県内で昭和大学およびパラマウントベッドと提携し、女性の更年期症状を和らげ、メンタルヘルスや生産性向上を目指す実証事業を開始しました。このプロジェクトは、女性の社会的な活躍を促進するためのものであり、心理的アプローチを取り入れた未病改善スキームを構築することを目的としています。
実証事業の目的
女性の社会進出が進む中で、その健やかな生活の維持は極めて重要です。そこで、今回の事業では、女性特有の体調不良に焦点を当て、ストレスや睡眠の状態を可視化し、オンライン介入プログラムを通じてセルフケア意識を醸成します。これにより、健康的なライフスタイルを支援し、自分らしく活き活きと生活するための環境作りを行います。
実施概要
このプロジェクトは、労働者の女性従業員を対象に、ウェアラブル端末を用いて健康状態を時系列で記録。また、オンラインによる介入プログラムを通じて、体調不良の改善を図ります。具体的には、次のような内容が含まれます:
- - 期間:令和7年1月から
- - 対象者:企業に勤務する女性従業員
- - 実施場所:自宅や職場など、参加者の生活空間
参加機関および役割
このプロジェクトには、様々な専門機関が参加しており、それぞれが異なる役割を担っています。
- - 昭和大学ストレスマネジメント研究所:ストレスマネジメントプログラムと時系列データの解析
- - 日本医療科学大学:総合的なデータ解析および評価
- - パラマウントベッド:体振動計「Active Sleep ANALYZER」を用いた睡眠カウンセリング
- - 株式会社SOXAI:ウェアラブルデバイスの提供
- - NTTプレシジョンメディシン株式会社、イオンタウン株式会社:実証フィールドの提供
プロジェクトの流れ
プロジェクトは以下のステップで進行します:
1.
データの「見える化」:最先端技術を駆使して、睡眠やストレスをデータで可視化します。
2.
セルフケアによる改善:専門知識に基づいたストレスマネジメントで、自分自身のケアを行います。
3.
ストレス要因の探求:どのような要因がストレスにつながっているかを分析し、最適な対策を考えます。
今後の展開
今後、NTTプレシジョンメディシン株式会社は、女性特有の健康問題に対する理解を深め、企業での女性活躍を支援する体制を強化していく方針です。この実証事業から得た知見は、具体的なプログラムやヘルスケアサービスとして社会に広め、持続可能な運用を目指します。これにより、社員一人一人のウェルビーイングに寄与することを期待しています。プロジェクトが成功することで、女性の健康な生活を支える新たな道が開かれることでしょう。