水問題解決展
2022-01-20 10:00:12

脱炭素社会を見据えた水問題解決の最前線「InterAqua2022」開催

第13回水ソリューション総合展「InterAqua2022」



2022年1月26日から28日の間、東京ビッグサイトで開催される「InterAqua2022」は、脱炭素社会に向けた水に関する様々な課題解決を目的とした展示会です。特に、環境対策やSDGsへの具体的な取り組みを推進する技術や水処理の手法が注目され、最新の機器やシステムが集結します。

展示内容の概要



展示会では、環境問題に向けた具体的なソリューションが多角的に示されます。海水淡水化の省エネルギー技術や水処理におけるコスト削減の工夫が紹介され、参加企業による多様な展示が行われます。以下にいくつかの注目出展を紹介します。

高機能RO膜とバイオガス発電



大原鉄工所による高機能RO膜は、従来の生物処理と比較してイニシャルコストを大幅に削減し、排水・メタン発酵の処理を効率化します。また、出力の向上を実現したバイオガス発電技術も展示され、経済性と導入効果が高まります。

M-Fine MBR用ハイブリッド平膜



阿波製紙が出展するハイブリッド平膜は、メンテナンスのしやすさや省スペース化を考慮し、柔軟性と強さを兼ね備えています。この技術は、様々な排水処理システムに適用可能で、環境負荷の低減に寄与します。

環境プラント機器の提案



ニイミは、様々な水処理施設をトータルでサポートし、ハイテクノロジーとローテクニックを融合させた効果的なシステムを提供します。また、市場価値の高い機器を迅速に調達し、顧客にとって効率的なエンジニアリングを実現します。

ナノカーボン逆浸透膜技術



信州大学が展示するナノカーボン逆浸透膜技術は、安全な水の供給を目指し、海水淡水化を効率よく行う技術です。この技術は、最小限の自然負荷で水を提供することを狙いとしており、他の膜技術や重金属除去技術と合わせて展開されます。

セミナーの内容



展示会では、関連するセミナーも多岐にわたって行われます。例えば、中央大学や大同特殊鋼、栗田工業などが参加する「脱炭素社会の水処理イノベーション」セミナーは、新たな技術の視点を提示します。
また、国立研究開発法人理化学研究所とスタンレー電気が共同で実施するセミナー「深紫外線×水処理の未来」も注目です。これにより、ウィズコロナとアフターコロナの水処理に対する新しいアプローチを探ります。

同時開催の展覧会



「InterAqua2022」は「脱炭素・エネルギー総合展」と同時開催されており、エネルギーと水の問題を同時に解決するための最前線が提供されます。製造業のプロセスからエネルギーの使い方まで、様々な技術と製品が一堂に会し、課題解決に向けての新たな方向性が見出されます。

開催概要



展示会の開催は、東京都港区芝にある「株式会社JTBコミュニケーションデザイン」の主催で行われます。入場料は無料ですが、事前登録が必要です。公式WEBサイトや関連リンクを通じて最新情報をご確認いただけます。

新たな水の技術がどのように脱炭素社会と結びつくか、多くの企業や専門家の意見が交わされるこの場を、ぜひご覧ください。

会社情報

会社名
InterAqua事務局
住所
港区芝3-23-1セレスティン芝三井ビルディング12F
電話番号
03-5657-0757

トピックス(科学)

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