お墓に関する意識調査の結果
一般社団法人 終活協議会 / 想いコーポレーショングループは、4,562名を対象にお墓に関する意識調査を実施し、その結果が多くの興味を引いています。この調査は、年代を超えた多くの人々が、どのようにお墓と向き合っているのかを把握する目的で行われました。
自分のお墓は決まっていない?
調査では、「自分が入るお墓は決まっていますか?」という問いに対し、61%が「決まっていない」と回答しました。この結果は、個々が自分のお墓について考える機会が少ないことを示しています。一方で、68%の respondents が承継しているお墓があると答えており、伝統的な継承に対する意識は強いことも分かりました。
お墓参りの実態
実家のお墓参りに行くかどうかを尋ねたところ、77%が「行く」と回答。お盆やお彼岸にお墓参りをする方が多い一方、約40%の回答者が期間にとらわれず、多様なスタイルを持っていることも分かりました。このことから、お墓参りの重要性は認識されつつも、その方法は個々のライフスタイルに合わせて多様化していることが伺えます。
墓参りのパートナーシップ
誰とお墓参りに行くのかという質問にも注目が集まりました。なんと72%が「家族」と答え、家族がメインとなっていることが明らかになりました。お墓参りは、個々の人生の一部として家族とのコミュニケーションの場ともなっているようです。
墓の選択肢の多様化
入るお墓が決まっていない人に対しては、さまざまな希望が回答されました。「実家のお墓」を希望する人が25%で最も多い一方、「考えていない」とする人も29%にのぼる結果に。このことから、新しいお墓のスタイルへの興味も高まっていることが示されます。特に、少子化や核家族化が進む中で、自然葬や合同葬など新しい選択肢が対話されるようになっています。
課題と関心事
「お墓についての心配事」は多岐にわたり、経済的な負担やお墓の維持について不安を感じている人が多いことも分かりました。ただし、特に心配がないと答えた人も多く、お墓に対する考え方は人それぞれだと感じられます。多様性が重視される現代において、お墓の存在意義に関する意見も分かれています。「人によっては必要だと思う」という意見が48%を占め、各人が自分自身の価値観と向き合う重要性が改めて浮き彫りになっています。
結論
これらの調査結果を通じて見えてきたことは、私たちの生き方におけるお墓の姿が、時代と共に変化しているということです。終活協議会としては、これらのデータをもとに、より良い情報提供とサポートを行い、皆様に寄り添ったサービスを続けていく所存です。お客様のニーズに応じた質の高いサポートを提供することで、これからの時代に合ったお墓の在り方を考えるきっかけとなればと考えています。