Brazeと早稲田大学が実施する新たな消費者行動研究
Braze株式会社は、早稲田大学総合研究機構消費者行動研究所との共同で、マーケティング領域における実証実験を開始すると発表しました。この取り組みは、消費者の購買行動や意思決定プロセスをより深く理解し、マーケティング施策の効果を測定することを目的としています。
早稲田大学 消費者行動研究所の役割
早稲田大学消費者行動研究所は、さまざまな学問を融合したアプローチで消費者行動を研究している機関です。心理学、経済学、マーケティング、データサイエンスを駆使して、企業や社会に役立つ知見を提供し、消費者の行動パターンを分析しています。主な研究テーマには、オンラインとオフラインにおける購買行動の分析やデジタルマーケティングが含まれています。
実証実験で探求するテーマ
今回の共同研究では、以下の三つのテーマが設定されています。
1.
テクノロジーを活用したカスタマーインサイトの探求方法
新しいテクノロジーを用いて、消費者の行動を分析する手法を開発します。
2.
ジオフェンスを活用したリアルタイムマーケティングの可能性
地理情報を用いたリアルタイムでのマーケティングを探求し、消費者に合ったタイムリーなアプローチを実現します。
3.
オファー内容や配信タイミングと顧客行動の関係性
提供するオファーやその配信タイミングが消費者の行動に与える影響を調査します。
実証実験は2025年2月から開始され、約6~8ヶ月で完了する予定です。研究成果として得られたデータや知見は、公開される予定で、幅広い企業に活用されることを目指しています。
消費者行動のリアルなデータを活用
消費者行動研究所の守口剛所長は、近年のマーケティング領域においてランダム化フィールド実験の重要性が高まっていると指摘しています。この研究では、実際の消費者行動をリアルタイムで測定することにより、マーケティング施策の有効性を科学的に証明していくことが期待されています。
Brazeの特長と先進性
Brazeは、企業が顧客と個別にコミュニケーションを行うためのカスタマーエンゲージメントプラットフォームです。企業は同社のシステムを活用することで、さまざまなデータソースからの情報収集や施策の実施が可能となり、リアルタイムで顧客とのエンゲージメントを深められます。また、AI技術を駆使し、仮説検証や施策の最適化を行いながら、大量の配信を実現することができるため、企業にとって非常に便利なツールとなっています。
まとめ
Brazeと早稲田大学が進める共同の実証実験は、消費者行動とマーケティングとの関係性についての新たな知見をもたらし、企業のマーケティング戦略における効果的な施策を導き出すことを期待されています。この研究が業界に与える影響と成果を楽しみにしたいところです。