女子中生とアンコンシャスバイアス
2024-11-14 17:33:02

女子中学生が学ぶ「アンコンシャスバイアス」:昭和女子大学生のTAがジェンダー平等を促進

女子中学生が学ぶ「アンコンシャスバイアス」:昭和女子大学生のTAによる画期的な授業



昭和女子大学会計ファイナンス学科の学生がティーチングアシスタント(TA)を務め、附属昭和中学校の女子中学生を対象に「アンコンシャスバイアス」に関する授業を実施しました。この授業は、生徒たちが自身の無意識の偏見に気づき、それによって自らに課している限界を克服するための第一歩を踏み出すことを目的としています。

授業内容:アクティブラーニングでジェンダー平等を考える



授業では、女子中学生と女子大学生、そして過去に実施された男子中学生のアンケート結果を比較することで、ジェンダーバイアスの実態を浮き彫りにしました。「夫が外で働き、妻は家庭を守るべき」といった従来の固定観念や、「出産を機に仕事を辞めるべき」といった考え方が、女子中学生にも少なからず存在することが明らかになりました。

授業は、ディスカッションやグループワークを取り入れたアクティブラーニング形式で展開されました。ディズニー映画のプリンセス像の変化や、話題となったCMなどを題材に、生徒たちは自らの考えを積極的に発表し、活発な意見交換が行われました。女子大学生がファシリテーターを務め、生徒たちが主体的に学び、理解を深めるサポートを行いました。

昭和女子大学附属昭和中学校 校長の期待



昭和女子大学附属昭和中学校の真下峯子校長は、この授業について、「女性が力を発揮しようとする際に、社会や自分自身の内部に存在する見えない壁に気づくことが、成長の第一歩となります。この授業が生徒たちの価値観を見直し、可能性を広げるきっかけになれば」と期待を寄せています。

継続的な取り組みと今後の展望



昭和女子大学グローバルビジネス学部会計ファイナンス学科の小森亜紀子准教授のゼミでは、2020年度から、男子中高生を対象とした同様の授業を継続的に実施しています。異なる性別の生徒が対話し、互いの価値観を理解し合うことで、多様な視点と柔軟な考え方を育むことを目指しています。

今回の授業は、女子中学生へのジェンダーバイアスに関する意識改革を促進する上で、重要な一歩となるでしょう。昭和女子大学附属昭和中学校の取り組みは、将来の女性リーダー育成において、大きな役割を果たすと期待されます。

授業概要



実施日: 11月26日(中学1年生)、12月17日(中学2年生)
対象: 昭和女子大学附属昭和中学校1,2年生
場所: 昭和女子大学附属昭和中学校 (東京都世田谷区)
参加学生: 昭和女子大学グローバルビジネス学部会計ファイナンス学科学生 17名

この授業は、単なる知識の伝達にとどまらず、生徒たちが主体的に考え、行動する力を育むことを目指した、画期的な試みと言えるでしょう。今後の展開にも注目が集まります。

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