産学官連携会議
2025-08-02 17:31:19

岡山大学と鳥取大学が産学官連携を強化する会議を開催

岡山大学と鳥取大学が連携強化に向けた運営会議を開催



2025年7月17日、岡山大学と鳥取大学は共同で「中国地域産学官連携コンソーシアム」(通称:さんさんコンソ)の運営会議を鳥取大学の鳥取キャンパスで開催しました。この会議はオンラインを併用したハイブリッド形式で行われ、中国地域に位置する国公私立大学や高等専門学校、自治体、企業など46機関が参加する広域連携組織の活動を確認し、今後の方針を決定しました。

会議の冒頭では、鳥取大学の景山誠二理事が開会の挨拶を行い、産学官連携が地域に与える影響の重要性を強調しました。その後、事務局から2024年度の事業報告と2025年度の計画案が発表され、出席者の審議を経てこれらの内容が承認されました。これにより、今後の取り組みが円滑に進む基盤が確立されました。

続いて、鳥取大学の村上聡学長特別補佐・統括URA教授が登壇しました。彼は、同大学が進める乾燥地科学や宇宙産業の創出、ロボット支援手術に関する先進的な産学官連携の事例を紹介。これらの事例は、地域の技術革新や新産業の創出に向けた重要な取り組みであり、参加者に新たな視点を提供しました。

会議の終わりには、岡山大学の櫻井淳副理事があいさつを行い、参加者への謝意を伝えた上で、地域の産業振興や若者のビジネスマインドの醸成が如何に重要であるかを強調。次世代への知識と経験の継承に意欲を示しました。

会議後には、鳥取大学農学部附属フィールドサイエンスセンターの施設見学が行われました。このセンターでは、スマート農業に関連する実証フィールドや施設が紹介され、野波和好センター長から地域特産物の栽培技術の向上や新品種の開発、農作業の軽労化に向けた取り組みについて、具体的な解説がなされました。

「さんさんコンソ」は、2008年度から2012年度まで文部科学省の受託事業として始まり、事業終了後も自主的に活動を続けている数少ない大学の一つです。この活動は、全国的に見ても貴重なものとされており、地域社会への寄与を通じて、イノベーションを生み出すためのネットワーク強化に努めています。

中国地域の国立大学や高等専門学校、自治体、企業の連携が今後も進むことで、さらなる産学官ネットワークの強化やイノベーションの創出が期待されています。地域社会の持続可能な発展に向け、さらなる努力がなされることでしょう。


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会社情報

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国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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