東急不動産、粕屋町・志免町の区画整理プロジェクトを発表

東急不動産が手掛ける粕屋町・志免町の区画整理プロジェクト

東急不動産株式会社は、福岡県糟屋郡粕屋町と志免町にまたがる区画整理事業の業務代行者として選ばれたことを発表しました。この事業は、地域の魅力を引き出し、持続可能な街づくりを目指す一環であり、西松建設や九州旅客鉄道との共同企業体が推進しています。これにより、地域の地権者や多様な関係者とともに、新たな価値を生み出す魅力的な街を創造していく方針です。

プロジェクトの背景と目的

本プロジェクトは、主要なアクセス地点である福岡空港や博多駅から30分圏内に位置する、交通の便が良い地域にて実施されます。信号機や道路の整備、商業施設の誘致などを通じて、魅力的で住みやすい街の環境を整える計画です。両準備委員会は、民間業者の知識と資金をもとに条件を整え、この土地区画整理事業を円滑に進めるための業務代行方式を導入する方針で、地域にとってメリットの多い事業としています。

提案された事業内容

「FUKUOKA Future Cross City」という事業コンセプトのもと、商業や住宅、産業、農業の融合を目指し、地域に活気をもたらす賑わい施設の整備が計画されています。また、再生可能エネルギーの導入や先進技術を駆使したエリアマネジメントを行い、持続可能で高付加価値の街の創出を目指します。未来の魅力ある街の実現をお願いいたします。

計画の詳細

地区名称: 粕屋町仲原東地区及び志免町別府地区
開発手法: 土地区画整理事業（組合施行）
地区面積: 約32.2ha（粕屋町仲原東地区約28.3ha、志免町別府地区約3.9ha）
地権者数: 約120名

プロジェクトの進行を通じて、地域住民と協力しながら、安心して住み続けられる魅力ある街づくりに貢献していきます。

東急不動産の長期ビジョン

東急不動産ホールディングスは、2021年に「GROUP VISION 2030」を発表し、環境経営やデジタルトランスフォーメーションに力を入れています。2030年度を目指した「中期経営計画2030」も策定されており、持続可能なビジネスモデルの構築を進めています。

具体的には、2030年にはすべての事業所で再生可能エネルギーの100％化を達成したことや、GXビジネスモデルの確立に向けた取り組みを行っています。これらの努力は、今後の地域開発やまちづくりに大きな影響を与えることでしょう。さらに、東急不動産は、地域活性化にも積極的に貢献し、住みやすい環境と経済的な発展を両立させる未来志向の企業であることを目指しています。